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MCでアーティストが他出演者に言及する場面も印象的
各アーティストの約60分に及ぶパフォーマンスの濃密さは言わずもがなだが、MCでアーティストが他の出演者に言及する場面も印象的だった。例えば1日目では、Def TechのMicroがNulbarichのJQの言葉を引き継ぐようなMCをしたり、2日目ではPerfumeの3人がYUKIの名曲“JOY”を踊ってみせたかと思えば、次に登場したYUKIはその“JOY”のイントロでPerfumeの名曲“チョコレイト・ディスコ”を踊ったり……なだらかにアーティストのステージとステージが繋がっているような感覚を覚えさせるその親密な空気感は、さすがはラジオ局主催のフェスと言うべきか、『INSPIRE TOKYO』ならではと言えるだろう。





他にも、MCで自分たちとJ-WAVEとの深い関係性を語ったSHISHAMOやPerfume、前身イベントとなる『J-WAVE LIVE』初出演の時にも披露したという“ALL LOVE”をセットリストの最後に披露した今市隆二や、この日が二人体制になってから初のバンド編成パフォーマンスだったという、いきものがかりのパワフルなライブなど、そのアーティストが紡いできた物語を感じる瞬間や、ここでしか見ることができない貴重な瞬間など、あまりにも名場面の多い2日間だった。




