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Summer Eyeの知るって幸せ

伊能忠敬の人生がおもしろい。半端ないバイタリティの持ち主、しごでき忠敬

2025.2.17

#ART

しごでき忠敬!

そんなわけで東京から車で1時間半くらい。着きました伊能忠敬記念館。館の周辺は昔ながらの景観が保たれていて散歩したら楽しそうでしたよ。知らずに来てしまった我々、時間がない。早速忠敬の旧宅から見学です!

小野川のそばに構えられた立派な建物。忠敬は17才の時に伊能家に婿養子として迎え入れられました。家業(酒造りや米の売買など)の業績を伸ばしに伸ばしまくり息子に後を継がせるまでの間に家の資産を3倍にしたそう。めちゃ優秀! 水害の際には堤防の修復や困窮している村人の救済に資金提供したりなど地域貢献も盛んに行なう名家の当主でした。

めちゃ忙しそうだけど、その間も勉強することをやめなかった! 彼の性格ももちろんあるでしょうが、江戸時代の佐原は商人が元気で自由な気風に溢れていたそうで、個人が趣味や勉学に勤しむことが良しとされていたらしい。旧宅や小野川を眺めながら、その雰囲気をなんとなく想像してみる。これが足を運んで見学に来る醍醐味。現場に来てみないと感じられないことってある。

忠敬が所有していた本の目録を見ると、天文暦学や数学、医学、測量術に関するものがたくさん。中でも天文暦学に熱心だったようで、京都や江戸から暦書を取り寄せて独学で勉強していました。のちに江戸で西洋の暦学を取り入れることができたのもこの時の勉強あってこそ。

関西旅行に行った際の日記なんかも記念館に展示されているんですけど、そこには旅先で散歩しながら測量した記録が書かれていたりします。え? 旅行中に趣味で測量? そんな人見たことない。昔はいたのか? いや、そんなことないはずだ。一緒に行った人もどんな顔で横から見てたんだろうな。忠敬ってすごいユニークな人だったのかも。

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