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野球の歴史・流行り方を知って、ポケモンを思い出した
さて、置いてけぼりになっていますでしょうか野球に興味のない皆様。そんな方はもうここまで読み進めていないんじゃないかと思いますけどもうちょっとだけ踏ん張って書いてみようと思いますよ。ここからは野球の歴史についてです。
野球殿堂博物館は主に博物館事業と殿堂事業を通して野球の素晴らしさ・面白さを伝えていくために運営されていますが、その一環として野球の歴史についても僕たちに教えてくれます。
博物館中盤のゾーンは、野球というスポーツが発生し広まっていった時代のことを学ぶことができます。他のゾーンと同様当時の現物(グローブやユニホームやバット……これらの素朴な造形、質感、やばいです超見もの)が数多く展示されるんで、博物館なんで当然っちゃ当然ですが、かなり博物的な知的興奮が爆発することうけあいでございます! 現役の野球選手を知らない人や、野球のルールさえ知らない! って人もひとつの未知の物語として楽しめるかと!

どういうふうに野球が日本に来て広まったのか、書いちゃうと来館する楽しさが減っちゃう気がものすごいするんで、ここでは詳しく書きたくない気持ちがあるんで、ちょっと触りだけ!
野球ってどうやらアメリカの南北戦争時に兵士の間で流行り出したスポーツらしいですよ。で、戦争のあとにあるひとりの元兵士のアメリカ人が東京大学の前身の学校に教師として雇われた。彼は英語とか数学の教師だったけど野球がめちゃ好きで、休み時間に一人でやってたんだけどそれを見た生徒たちが「なにそれ!」と食いついて、そこから広まった、というのが第一のルートだそうです。
明治5年からキャッチボールをするようになり、明治6年にはグラウンドが整備されて試合が行われたとのことだから、急速に流行ったんだなってわかります。
ポケモンを思い出しましたねえ。ポケットモンスターって僕が小学4年ごろに発売されたんですけど、最初はそこまで超有名でもなくて、クラスで2人くらいが放課後家帰ったあと公園のベンチに座ってゲームボーイで遊んでる感じだったんすよ、僕の住んでた団地では。
「なにやってんのー」って声かけると「ポケットモンスターっていうゲームでけっこう面白んだ」「へー」「あー。あのCMやってるやつかあ」くらいの感じで、「オレも買ってみようかなー」って流れで、だんだんだんだんそのベンチの輪が広がっていった。いつの間にかクラスの半分くらいはポケモンやってる。おそらくそんな光景が全国各地で起きて、いつの間にやら世界中の誰もが知ってるゲームになってた! あくまで僕の主観なので、実際にはもしかして最初から大ヒットしてたのかもしれないんだけど。僕としてはそんな印象で。
なにが言いたいかっていうと、最初からそのゲームの面白さって変わってないというか、ポケモンも野球も面白さがギュッとゲームの中に、ルールの中にあって、それに気づいた人の連鎖で自然と広がっていった、って、これなんかいいよねって思う。
あ、そうそう野球が日本で広まるきっかけは第二のルートもあるんですけどそれはぜひ来館していただいて、知っていただければ!!
というわけで野球殿堂博物館、書ききれなかったまだまだ面白い展示いっぱいありますのでぜひ実際に足をお運びくださいませ!
野球殿堂博物館
アクセス:東京ドーム 21番ゲート右側
開館時間:10:00〜17:00
※東京ドームでプロ野球開催日は、18:00まで
※最終入館は閉館の30分前まで
※再入館はできません。
休館日:月曜日
(但し、祝日・東京ドーム野球開催日・春・夏休み期間中は開館)
年末年始(12月29日〜1月1日)
https://baseball-museum.or.jp/