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野球殿堂博物館へ。野球ファン垂涎の、伝説のバットやユニホームに大興奮

2025.7.16

#ART

「知る幸せ」と書いて「知幸」。知ることや学ぶことの幸せ・喜びを体現するSummer Eyeこと夏目知幸が第7回目に訪れたのは、東京ドームシティにある野球殿堂博物館です。野球ファン垂涎のこちらで、じっくり鑑賞させていただきました。野球ファン以外が楽しめるスポットも紹介します。

夏目少年がヤクルトスワローズファンになったわけ

野球殿堂博物館に行ってきたぞ!

僕はヤクルトスワローズファンです。理由はシンプルで、小学生の頃べらぼうに強かった。野村克也(以下、野球選手の名前は敬称略)が監督だった1990年から1998年は僕の5歳から13歳に当たる。その間に4回リーグ優勝しているんだから、まあ好きになる。

ただ単に強かっただけではありません! 「ID野球」だとか「野村再生工場」だとかワクワクする言葉と共に語られるスタイルが少年心をくすぐりまくった。選手たちは積極的にテレビバラエティに出演、スポーツ選手とは思えない楽しそうな表情に親近感を覚えた(今となっては普通かもしれない)。ホームである神宮球場に行くと、ファンたちが傘を振って「東京音頭」を歌いながら浮かれて騒いでいる。綺麗な光景だし、楽しいし、強いし、最高だって思った。あの時の気持ちをずっと持ったままなので、ずっとヤクルトファンなのです。

そもそも、野球を好きになったきっかけ

とはいえ野球を知った最初の最初は、多くの人が同じ経験をしていると思うけど、退屈なスポーツだなと思っていた。おばあちゃんちに行くと親戚たちが酒を飲みながら4チャンつけて巨人戦を見ている。あーだこーだ言いながら楽しそう。

誰はどこ出身だとか、あの選手はいい球投げるとか、ここで代打だろとか。僕は、試合長えよ! アニメ見てえよ! そう思っていた。そう思っていたけど、何度も何度も大人たちの横で退屈に過ごしているうちに、どうやらおじさんは巨人を応援していて、うちの親父はヤクルトを応援しているんだな? ってことが分かってきた。

ばあちゃんちから帰る車でどうしてヤクルトファンなのか聞いてみた。親父の回答はシンプルで「有名な球団を応援したって面白くもなんともないじゃん」というものだった。そういうもんなのか? と思った。それだけ? と聞いた。そしたら色々理由はあった。野村はすごい選手だったけど長嶋の陰に隠れてた、そのリベンジを監督になってしているんだとか。上にも書いたが「ID野球」がどうだとか。チームのムードが明るくていいんだとか。あの外国人選手がオモシレーとか。

へーーーと思った。そのあとから急に試合を見るのが楽しくて仕方なくなった。絶対勝ちそうなチームが、急に負けたりする。いろんなバッターがいて、いろんな投手がいて、いろんな作戦がある。いろんなチームがいろんなところにいてわざわざ移動して試合してるって知っただけで結構びっくりした。パリーグもあるって知って、なんかかなり大掛かりなんだなプロ野球って……って思った。

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