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川のすごさ、パワフルさ、さらには人間のパワフルさを感じる
序盤、展示を見て思ったのはシンプルにやっぱ水ってすげー、生命を潤す力があるし、物理的に物を動かす力もある。めちゃくちゃパワフル。それが集まって流れているのが川なわけで、川ってすげー。そして、人間って自分の都合でなんとか環境を変えようとする生き物だよな~。ということ。そのパワーもなかなかすげーなと。ていうか博物館行くといつも思うけど、人間おもろい。人間がおもろいってことを教えてくれる博物館を作ってる人間もおもろい。
僕たちは水がないと生きていけない。だから、水が僕らのほうに流れてくれてないと困る。でも水が来すぎて溢れまくっちゃっても都合が悪い。なのでちょうど良くなるようにコントロールする必要がある。
「弁」という言葉が頭に浮かんだ。流れを止めたり、流れる量を変えたりする装置。この文字が「喋ること」を意味するのもかなりインタレスティングだ。考えてみると話すことも「流れをコントロールすること」と言える気がするな。そして、話すことというのは「何かを遠くへ運ぶこと」でもあるよな~、と、そんなことを考えていたら、鉄砲堰の実演が始まった!
鉄砲堰とは木材運搬のための人工のダム! 貯めた水を一気に放出する力で木材を下流へと押し流す装置だ。展示では大山沢にあった鉄砲堰を4分の1の縮尺で再現して、実際に水を使って実演をしていた! スクリーンに映される現地で撮影された映像&それに沿った解説を聞いた後、勢いよく水が流れるのが見れます。音も迫力あった。
博物館の場内展示で大々的に水が使われることはとっても珍しい。普通は展示物保護のために湿度を嫌う。これは川の博物館ならではでとってもおもしろかった。
