果てとチークの舞台『害悪』が11月22日(金)から24日(日)まで、東京の座・高円寺 1で上演される。
8月には『はやくぜんぶおわってしまえ』を上演した、果てとチーク。今回上演される『害悪』は、 2015年に初演され、2021年に再演し、令和元年度北海道戯曲賞の最終候補となった。
同公演は、ギリシャ悲劇の『トロイアの女たち』を下敷きにしたもの。家父長制を内包した戦争の狂気に自発的に隷従し、翻弄される人々の悲劇的な結末を、「そう遠くない私たちの未来に起こり得る、最悪のシナリオ」として描くという。作 / 演出を務めるのは、果てとチークの主宰である升味加耀。出演者には、川村瑞樹(果てとチーク)、鄭亜美(青年団)、中島有紀乃、能島瑞穂(青年団)、宝保里実(コンプソンズ)、まりあ、李そじんが名を連ねている。
また公演中には、アフタートークも実施。22日(金)14時公演には文筆家 / 映画監督の戸田真琴、23日(土)13時公演にはジャーナリスト / 作家の北丸雄二、同日18時公演には劇作家 / 演出家の前川知大、24日(日)13時公演には小説家の桜庭一樹と文筆家 / 批評家の水上文が参加する。
果てとチーク『害悪』
●あらすじ
目を閉じたら、なんだって無いのと一緒だよ
20XX 年、人工知能・アテナに管理された仮想空間で行われる第三次世界大戦下。
マジマ家の三姉妹は、母の遺影とともに、ひっそりと都内の一軒家で暮らしていた。
その年の夏、イクの幼馴染・カワカミが戦死し、彼のアンドロイドが街に帰ってきた頃、
平穏を守るため、人々が見逃してきた綻びが、少しずつ日常を脅かし始める。
※本公演には、以下のようなテーマや表現が含まれています:
「感情的な暴言」「性的虐待の間接的描写」「血糊を使用した暴力表現」
●公演日時
2024年11月22日(金)~24日(日)【全5ステージ】 ★=アフタートーク実施
11/22(金) 14:00★/19:30
11/23(土) 13:00★/18:00★
11/24(日) 13:00★
●公演会場
座・高円寺 1(〒166-0002 東京都杉並区高円寺北 2-1-2)
●チケット(全席指定席)
前売・当日共 一般/ 4,500 U-24/ 2,500(要身分証)
一般初日割/3,500 円(金曜日マチネ/金曜日ソワレ)三人割/12,000 円(4,000 円/人)※割引併用不可
※団体窓口のほか座・高円寺チケットボックスでも一部取り扱い有
チケット予約|2024 年 9 月 14 日(土)10 時開始
●キャスト
川村瑞樹 鄭亜美(青年団) 中島有紀乃 能島瑞穂(青年団) 宝保里実(コンプソンズ) まりあ 李そじん
●スタッフ
舞台監督|大石晟雄(劇団晴天) 演出部|北村太一、水澤桃花(箱馬研究所) 照明|緒方稔記(黒猿) 音響|深澤大青 音響操作|北村萌 舞台美術|いとうすずらん 映像|島崎ややや 宣伝美術|三崎了 宣伝美術イラスト|前田豆コ 制作|月館森(露と枕/盤外双六)、岡村梨加 演出助手|廣川千紘、坂本沙季 外から眺めるひと|中島梓織(いいへんじ) 映像配信・収録|まがたま Cinema
協力|エフ・エム・ジー、東京デスロック 提携|NPO 法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
助成|独立行政法人日本芸術文化振興会、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]、公益財団法人セゾン文化財団