範宙遊泳の舞台『⼼の声など聞こえるか』が 7⽉6⽇(⼟)から14⽇(日)まで、東京・池袋の東京芸術劇場 シアターイーストで上演される。
2022年に『バナナの花は食べられる』で『第66回岸田國士戯曲賞』を受賞した、範宙遊泳。2021年に脚本を山本卓卓、演出を川口智子が担当して初演された『⼼の声など聞こえるか』は、夫婦という最⼩単位のコミュニティから⽇本社会を浮かび上がらせ、罵倒や暴⼒の先にある⼈間の優しさと愛を描くという。今回の公演では、作・演出を山本が務め、⾳楽をミュージシャンの曽我部恵一が手掛ける。
出演者には、炎上して社会的制裁を受けたコメンテーターの夫に福原冠(範宙遊泳)、隣⼈のゴミ捨てに異様な執着をみせるその妻に井神沙恵(モメラス)、隣⼈トラブルや夫婦間のささいなすれ違いに悩みながら新築の隣家で暮らす若夫婦に、石原朋香と狩野瑞樹(三転倒立)が名を連ねているほか、夫婦を執拗に追いかけるパパラッチを⼭本が演じる。
【⼭本卓卓のコメント】
ひとつの⾔葉に複数の意味や魂を込めるのが私の仕事のひとつであると私は考えています。これは⾔葉の絶対性を放棄したいということではありません。例えば愛という⾔葉は絶対的であることを私は疑いません。けれどもその愛も、私とは違う⼈間ひとりひとりの実感が⽣まれることによって相対的なものになっていきます。その実感の確認をするために⼈は⼈と関係をします。あるいは関係を断絶します。そうしていくうちに絶対的な愛が、相対的な物語となっていくわけです。それを私は表現したい。してきた。というか今作でもします。なるたけやわらかく、やさしく、でもスパイシーで重層的なものに。
範宙遊泳『⼼の声など聞こえるか』
●スケジュール
2024 年 7 ⽉ 6 ⽇(⼟)〜14 ⽇(⽇)
7 ⽉ 6 ⽇(⼟)18:30★
7 ⽉ 7 ⽇(⽇)14:00
7 ⽉ 8 ⽇(⽉)休演⽇
7 ⽉ 9 ⽇(⽕)19:00
7 ⽉ 10 ⽇(⽔)19:00
7 ⽉ 11 ⽇(⽊)14:00
7 ⽉ 12 ⽇(⾦)19:00
7 ⽉ 13 ⽇(⼟)14:00/18:30
7 ⽉ 14 ⽇(⽇)14:00
受付:開演 45 分前/開場:開演 30 分前
上演時間:約 90 分〜120 分程度を予定
★アフタートーク:詳細決まり次第ご案内いたします
●会場
東京芸術劇場 シアターイースト
〒171-0021 東京都豊島区⻄池袋 1-8-1
電話 03-5391-2111(代表) ファックス 03-5391-2215 <受付時間>9:00〜22:00(休館⽇を除く)
アクセス:JR・東京メトロ・東武東上線・⻄武池袋線 池袋駅⻄⼝より徒歩 2 分。駅地下通路 2b 出⼝直結。
●料⾦
⼀般:4,500 円 U25:3,500 円 ⾼校以下:1000 円(⼀律)
遠⽅割引・障がい者割引: 各 1,500 円引き 当⽇券:各 500 円増し
※各種割引チケットは証明書をご提⽰ください。
※遠⽅割引は⼀都三県(東京・神奈川・千葉・埼⽟)以外よりお越しの⽅が対象です。
※障がい者割引は介護者 1 名様も同⼀料⾦で承ります。フォームより 2 枚でお申し込みください。
●チケット:5 ⽉ 18 ⽇ (⼟) 10:00 ⼀般発売
※詳細決まり次第各フォームをご案内いたします。
※⼊場整理番号付き⾃由席
※整理番号はご予約順に割り振られます。
※開場時、チケットに記載されている整理番号順にご⼊場いただきます。
各プレイガイド 1 番から発⾏しているため、同じ番号の⽅が複数いらっしゃいますが、同時にお⼊りいただきます。
※前売りチケットは、クレジット決済またはコンビニ⼊⾦、事前発券が必要です。
※ご予約の変更、チケットの再発⾏はできません。
※開演時間を過ぎますとお席にご案内できない場合がございます。
※未就学児⼊場不可。
※⾞椅⼦でご来場の⽅はスペース確保のため、事前に劇団にご連絡いただけますと幸いです。
●クレジット
出演:福原冠 井神沙恵 ⽯原朋⾹ 狩野瑞樹 ⼭本卓卓
作・演出:⼭本卓卓 ⾳楽:曽我部恵⼀
美術:中村友美 照明:富⼭貴之 ⾳響:池⽥野歩 ⾐裳:⾅井梨恵
舞台監督:原⼝佳⼦ 演出補佐:植⽥崇幸 演出助⼿:⽊村友哉
宣伝美術:⼯藤北⽃ 制作:藤井ちより プロデューサー:坂本もも
協⼒:プリッシマ モメラス ユーステール 合同会社 Conel モモンガ・コンプレックス 合同会社ロロ 森下スタジオ 急な坂スタジオ
助成:芸術⽂化振興基⾦ 公益財団法⼈セゾン⽂化財団(セゾン・フェロー)
提携:公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団 東京芸術劇場
主催:合同会社範宙遊泳