A24が北米配給し、アメリカの崩壊を描いた映画『CIVIL WAR』(原題)の日本公開が決定した。
同作は4月12日(金)より北米で公開され、A24史上最高のオープニング記録を樹立、更に興行収入ランキングで2週連続1位を獲得し話題沸騰。日本ではハピネットファントム・スタジオの配給にて10月4日(金)より公開となり、字幕版とともにIMAXを含むプレミアムラージフォーマットでも上映される。
『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『関心領域』など数々の話題作を世に送り出してきた映画スタジオ・A24が史上最高の製作費を投じた同作は、サバイバルホラー映画『28日後…』で脚本を担当した後、長編デビュー作『エクス・マキナ』で『第88回アカデミー賞』視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド監督のオリジナル脚本。
映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した西部勢力と政府軍による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストチームは、ニューヨークから約1300km、戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かう。
同作は3月の『SXSW』(サウス・バイ・サウスウエスト)にてプレミア上映されると「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」など絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。4月12日(金)に満を持して世界21の国と地域で公開を迎え、北米では約3800スクリーンで上映、若年層を中心に動員してA24史上最高のオープニング記録を樹立。更に2週連続で第1位を獲得した。11月に大統領選挙を控えるアメリカ国内では、同作の内容が物議を醸しており、バイデン大統領やハリス副大統領も鑑賞を希望しているという。
今回、日本公開の決定に合わせて、日本語字幕がつけられたUS版予告も解禁となった。
アメリカ国内の分断を伝えるショッキングなニュースや大統領の声明とともに、50あるはずの星が2つだけとなった星条旗が揺れ、黒煙が立ち上る異様な風景と、街中での銃撃戦や爆発が映し出されていく。大統領へインタビューを行うため、ホワイトハウスに向かうジャーナリストチーム。戦場と化した道を進む様子を描く中、映像の最後にはワシントンのリンカーン記念堂が爆破される衝撃的なシーンも。心臓が跳ねるような緊張感とともに、どこか生々しいリアリティのある映像となっている。
予告映像冒頭で語られる「カリフォルニア州とテキサス州の同盟」についてアレックス・ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と語る。2020年のコロナ禍に監督自身によって書かれたこの映画は、大統領選を約1か月後に控えた10月4日(金)に日本で公開となる。
『CIVIL WAR』(原題)
2024年10月4日 (金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督/脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ―
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:CIVIL WAR|2024年|アメリカ映画|
公式HP:https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/
公式X:@civilwar_jp
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