小林賢太郎の演劇作品『うるう』が、「スタジオコンテナ」のYouTubeで無料公開された。
『うるう』はうるう年の前後、約4年に一度ペースで上演されてきた小林賢太郎のひとり舞台。世界からたったひとり余ってしまい、森に暮らす「うるうびと」のヨイチと、8歳の少年マジルとの出会いや交流を描く。徳澤青弦によるチェロの生演奏によって、少年の心情や森の声が表現されることも特徴となっている。
YouTubeに同作が公開された2024年は、2011年の『うるう』初演から数えて4度目のうるう年となった。公開にあたり、小林は「note」にコメントを公開。2024年5月末日までの広告による収益金は、日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地支援に役立てるとしている。
このほかにも「スタジオコンテナ」のYouTubeでは、2005年から2015年まで上演されてきた小林賢太郎ソロパフォーマンス「Potsunen」6作品も『うるう』と同日に無料公開されている。
K.K.P.『うるう』
作・演出・出演・美術 小林賢太郎
音楽・演奏 徳澤青弦
「ひとりになりたがるくせに、寂しがるんだね」
主人公は、世界からたったひとり余ってしまった人間「うるうびと」のヨイチ。森にひとりで暮らすヨイチは、ある日、8歳の少年マジルと出会う。友達になりたいとせがむマジルの願いを、ヨイチは受け入れることができない。ヨイチが友達をつくらない本当の理由とは……。
徳澤青弦によるチェロの生演奏が、少年の心情や、森の声を豊かに表現します。うるう年にだけ上演されてきた、おかしくて、美しくて、少し悲しい物語。パフォーマー小林賢太郎の、最後の作品です。
YouTube公開に寄せて、小林賢太郎からのメッセージ
舞台『うるう』を、YouTubeに公開します(無料記事)|小林賢太郎 https://note.com/kentarokobayashi/n/ne9bf6b7f6234
日本赤十字社 令和6年能登半島地震災害義援金
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/
http://www.studiocontena.jp
(YouTube概要欄(https://www.youtube.com/watch?v=afmRXszcJgE)より引用)