藤本タツキの漫画『ルックバック』の劇場アニメ化が決定、6月28日(金)に全国公開される。
原作コミックの『ルックバック』は、 『ファイアパンチ』『チェンソーマン』などの話題作を手掛け、2024年には劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』も公開される漫画家・藤本タツキが手掛けた作品。2021年7月にコミック配信サイト「ジャンプ+」にて公開され、初日で閲覧数250万以上を記録。同年9月には単行本化を果たした。『このマンガがすごい!2022』オトコ編1位、『マンガ大賞2022』ノミネート作品にも選ばれている。
絵を描くことに絶対の自信を持っている少女・藤野と、不登校の同級生・京本が織りなす青春ストーリーが描かれる同作。小学校の学年新聞で4コママンガを連載していた藤野は、ある日、京本のマンガの上手さを知り打ちのめされてしまう。自信を失い、一時はマンガを描くことをやめてしまった藤野だが、京本との交流を通して描くことへの情熱を取り戻していく。
監督、脚本、キャラクターデザインを手掛けたのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』など、数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わってきた押山清高。アニメーション制作は、スタジオドリアンが手掛ける。劇場アニメ化の発表に併せて、ティザービジュアルと特報映像、藤本タツキからのコメントも公開された。
自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですがこの作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません。押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです。
藤本タツキ
劇場アニメ『ルックバック』
2024年6月28日(金)全国ロードショー
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
アニメーション制作:スタジオドリアン
■あらすじ
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。