澤田空海理が”已己巳己”リリース、一途さが生み出した歪みに苦しむ「後悔の唄」

澤田空海理のメジャー2ndシングル”已己巳己”（読み：イコミキ）が2月14日（水）にリリースされた。また、同日21時にはMVがYouTubeにてプレミア公開される。

澤田空海理は1993年生まれ、愛知県名古屋市出身のシンガーソングライター / 作曲家。2016年に作詞、作曲、編曲、プロデュースをすべて自身で手がけ、キタニタツヤら7人のボーカルを迎えて制作したアルバム『フラワーガール』をリリースし、高い評価を得た。2018年には本人歌唱によるアルバム『真水』を発表し、収録曲“またねがあれば”は當山みれいや花譜ら多数の歌手にカバーされ、カバー動画の総再生数は1000万回以上を記録。2023年12月にメジャーデビューシングル”遺書”を配信リリースした。

今回リリースされた楽曲”已己巳己”とは、互いに似ているものをたとえていう語。ローファイな質感から徐々に壮大さをましていくサウンドに、澤田の魅力である美しいリリックが乗せられ、一途さが生み出した歪みに苦しむ、後悔の唄となっている。

心がどんなに似ていたとして、それはどちらかのフリで成り立っているとしたら。そんなことを考えるとゾッとします。しかし、それは往々にしてあり得る話だと思います。憧れの人、存在、概念に近づきたいから尤もらしいフリをする。その”フリ”を続けていった先の自分は果たしてまだ偽物でしょうか。紛い物でしょうか。化け物にはなれないと嘆き、自分は化け物のフリをしている人間であると信じて止まない。では自覚症状は無いのに、他覚症状がそれに追いついていたら？それは本物といって相違ないのではないでしょうか。そして、いわゆる”本物”になった先に求めていたものはありましたか。僕にはありませんでした。

澤田空海理

また、4月5日（金）には東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにて古川本舗とのツーマンライブ『手 vol.1』を開催。チケットは先行予約がスタートしている。