坂本龍一最後の演奏を記録したコンサート映画が5月に公開、ポスター＆予告解禁

坂本龍一のピアノソロ演奏を記録した長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』が4月26日（金）より東京・新宿の109シネマズプレミアム新宿で先行公開、5月10日（金）より全国公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

同作は、長年闘病生活を続けていた坂本が、生前最後に演奏したソロコンサートを記録したもの。撮影は2022年9月に東京のNHK 509スタジオで行われ、サウンドトラックとして世界的評価を得た”Merry Christmas Mr. Lawrence”や”The Last Emperor”、2023年に発表された最後のアルバム『12』からの楽曲、初めてピアノソロで演奏された”Tong Poo”まで、自身が選曲した20曲から構成されている。

『ベネチア国際映画祭』でのワールドプレミア後、山形、釜山、NY、ロンドン、東京などの映画祭で上映され、2023年12月から公開された韓国でも10日間で4万人を動員。世界各地で賞賛を集めている中で、待望されていた日本での全国公開決定となった。

解禁されたポスタービジュアルでは、坂本自身の手と、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノが印象的に収められている。また、予告編では様々な角度から坂本が映し出され、ベルナルド・ベルトルッチ監督『シェルタリング・スカイ』のテーマ曲”The Sheltering Sky”が奏でられている。

先行公開を行う109シネマズプレミアム新宿は、坂本自らが音響監修を務めたシアター音響「SAION -SR EDITION-」を備える映画館。5月10日の全国公開後も優れた音響設備を持つ映画館での上映が予定されている。