『特別展示:池田亮司』展が石川・金沢21世紀美術館で11月18日(土)から2024年5月12日(日)まで開催される。
ビジュアルアーティストかつ作曲家である池田亮司は、緻密なリサーチに基づく没入型のコンサートやインスタレーションのほか、舞台作品、パブリックアートなど多岐にわたって活動。ニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーやパリのポンピドゥーセンターをはじめ世界各国で個展を開催し、2010年の『あいちトリエンナーレ』や2019年の『ヴェネチア・ビエンナーレ』など数多くの国際展にも参加している。
金沢21世紀美術館の今年のテーマ「アート×新しいテクノロジー」にあわせて開催される同展では、未発表を含む23点の映像作品から構成される新作インスタレーション『data.gram [nº6]』が展示される。
『data.gram [nº6]』は、CERN (欧州原子核研究機構)、NASA、ヒトゲノム計画など、自然科学領域の研究から収集した膨大なビッグデータを、極めて精密なコンピューター・プログラミングによって視覚化 / 音響化し、創造的に再構成した作品。素粒子などのミクロな自然の世界、人間をとりまく世界、宇宙の周縁に至るマクロな自然の世界、3つの異なるスケールの世界がオーディオビジュアルインスタレーションとして描かれる。