第15回TAMA映画賞の受賞作品および受賞者が決定した。
TAMA映画賞は「映画祭TAMA CINEMA FORUM」で創設され、前年の10月から当年9月に一般劇場で公開された作品及び監督、キャスト、スタッフを対象として、フォーラム実行委員(市民ボランティア)の合議により選考が行われている。
10月5日(木)に発表された第15回の最優秀作品賞には、監督の是枝裕和と脚本の坂元裕二がタッグを組み、安藤サクラ、永山瑛太らが出演した『怪物』、及び足立紳が監督を務め池川侑希弥が主演した『雑魚どもよ、大志を抱け!』が選ばれた。


映画ファンを魅了した事象に対して表彰される特別賞は、『君たちはどう生きるか』の宮崎駿らスタッフ / キャスト一同、『リバー、流れないでよ』の上田誠や山口淳太らスタッフ / キャスト一同に贈られた。
最優秀男優賞を受賞したのは『春に散る』『大名倒産』『キングダム 運命の炎』などの佐藤浩市と、『エゴイスト』『劇場版 TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』の鈴木亮平。最優秀女優賞には『658km、陽子の旅』の菊地凛子と『せかいのおきく』『ほつれる』などの黒木華が選ばれた。
最優秀新進男優賞を受賞したのは『わたしの幸せな結婚』『月の満ち欠け』の目黒蓮(Snow Man)と、『君は放課後インソムニア』『ヴィレッジ』などの奥平大兼。最優秀新進女優賞には『山女』の山田杏奈と『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』『わたしの幸せな結婚』などの高石あかりが選ばれた。
最優秀新進監督賞は『山女』の福永壮志と『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の金子由里奈が受賞。各賞の表彰理由は同映画賞の公式サイトに掲載されている。
第15回TAMA映画賞の授賞式は11月25日(土)に東京・多摩センターのパルテノン多摩 大ホールで開催。チケットは10月28日(火)にPassMarketほかで発売される予定。なお、「第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月11日(土)から26日(日)まで、パルテノン多摩、ヴィータホール、ベルブホールの多摩市内3会場で行われる。