映画『違う惑星の変な恋人』が2024年1月26日(金)に公開される事が決定し、第36回東京国際映画祭(TIFF)<アジアの未来部門 >正式招待作品となったことが発表された。
同作の監督は『恋愛依存症の女』『階段の先には踊り場がある』を手がけた木村聡志。主人公のむっちゃん役はTVドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』などに出演した莉子が務める。また、筧美和子がグリコ役、中島歩がベンジー役、綱啓永がモー役、みらんがシンガーソングライターのナカヤマシューコ役として出演。みらんは劇中歌および主題歌も担当している。
物語は同じ美容室で働くむっちゃんとグリコ、グリコの元カレで復縁を迫るモー、グリコと旧知の仲でむっちゃんが一目惚れしたベンジー、ベンジーと関係を持つナカヤマシューコを中心に展開。複雑な恋の矢印で繰り広げられる「こんがらがった恋愛群像劇」となっている。情報公開に際し、主要キャスト5人と木村からのコメントが発表されている。
約1年前寒い時期に撮影したこの作品が、無事に公開されるということで嬉しい気持ちでいっぱいです。台本を読み返した回数分、異なった見方ができ、観れば観るほど味が出てくる素敵な作品になっていると思います。是非、「違う惑星の変な恋人」独自の世界観をお楽しみください!
莉子(むっちゃん役)
東京国際映画祭でこの映画をみなさんに観ていただけること嬉しく思います。
4人の男女の会話劇ですが、本当によく喋りました。木村監督のめんどくさいところがぎゅっと詰まっています。
でもそんな映画が好きだし、こだわりぬいてくれたことに感謝しかないです。
人と人との間の”なんか”がちゃんと”なんか”として詰まっていると思います。
是非楽しんでいただけたら嬉しいです。
筧美和子(グリコ役)
木村監督とは出会うべくして出会ったと思っています。彼の書いた馬鹿馬鹿しくて最高の台詞をフルスイングで演じました。
映画館へ行き、ポップコーン片手に観て、終わったらあーだこーだと言いたい放題言ってくれたら嬉しいです。
中島歩(ベンジー役)
「違う惑星の変な恋人」にて、モー役を務めさせていただきました綱啓永です。モーは筧美和子さん演じるグリコの元カレで、凄まじく変な人です。変人です。
会話劇で構成されていて、台本を読んでいて面白くてすごく興奮しました。セリフの殴り合いのような作品は僕自身初めてで、遊び心を加えながら楽しくモーを演じさせていただきました。違った一面を見せられるかなと思っています。
それぞれの恋が複雑に絡みあっていく物語で、とても面白い作品になってますので是非劇場でご覧ください!
綱啓永(モー役)
好きでも嫌いでも、おかしくても、どれだけおもしろくなくても、どれだけふつうでも、愛おしく思わせたもん勝ち!みたいなところ、恋愛にはあって。みんながみんな、一生懸命です。 誰かを知ることで自分を知りたいから、歩み寄れる会話がいくつもあるなと思います。 是非楽しんでください。
みらん(ナカヤマシューコ役)
歴史と伝統がある東京国際映画祭という大きな舞台に立てることをとても光栄に思います。また昔から大好きな新宿武蔵野館という劇場がメイン館に決定したことに喜びと感動を覚えます。
大谷翔平やメッシなどの際立った才能を持つ人のことを敬意を込めて「違う惑星からやって来た」なんて形容することがあるかと思います。僕自身は地球人の中でも極めて凡人の部類に入る退屈な人間ですが『違う惑星の変な恋人』は違う惑星からやって来た生物達が作った映画だと言っても決して誇張ではない素晴らしい作品になったと思います。多くの人といくつかの惑星で永遠に愛される映画になれば嬉しいです。
木村聡志監督