メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

約4万人が集ったポップカルチャーの文化祭『TAMATAMA FESTIVAL 2023』をレポ

2024.2.9

#MUSIC

ポップカルチャーの文化祭イベント『TAMATAMA FESTIVAL 2023』が、2023年10月21日(土)および22日(日)に、東京・多摩市の旧・西落合中学校および多摩センター駅前エリアで開催された。

2日間合わせて約4万人が集まった同フェスは、BiSHなどのアーティストを育て上げ、現在7組のグループをマネジメントしているWACKと、オルタナティブなカルチャーをサポートするNiEWが中心となり企画・制作し、後援した多摩市や地域の住民、企業と協働。駅前大通りや廃校など街全体を利用し、プロと多摩ニュータウン地域の市民がコラボレーションしながら作り上げた、ユニークかつ大規模なイベントとなった。

初開催となった『TAMATAMA FESTIVAL 2023』の模様を、写真を中心にレポートする。

『TAMATAMA FESTIVAL 2023』のダイジェスト動画

TAMATAMA FESTIVAL 2023』の全体感

会場は2つのエリアに分かれており、旧・西落合中学校では、WACK所属の全グループ(ExWHYZ、GANG PARADE、ASP、BiS、豆柴の大群、都内某所、KiSS KiSS、BiTE A SHOCK)とリチが参加する『WACKなりの文化祭』が開催された。WACKメンバーたちによるライブはもちろん、美術展や写真展、衣装展、映画上映や演劇公演、授業、生放送(配信)、さらには校内の装飾まで行うなど、WACK所属メンバーたちがフル稼働して文化祭を作り上げた。

会場MAP
WACK所属のメンバーたち

同会場では多摩ニュータウンエリアの市民とのコラボレーションも多数行われ、地域のクリエイターたちがマーケットや展示を行ったほか、多摩市立東落合小学校合唱団との合唱祭や、キッズダンスなどのプログラムも実施。コロナ禍で地域の催しが縮小するなか、多摩センター駅周辺地域で生まれ育った主催の2社代表――渡辺淳之介(WACK)と柏井万作(NiEW)の故郷への想いが形になったコラボレーションだった。

『TAMATAMA FESTIVAL 2023』のキービジュアルも、会場となった旧・西落合中学校出身のイラストレーターFACEと、デザイナー花房真也の2人が作り上げた
多摩市立東落合小学校合唱団とコラボレーションした「WACKなりの合唱祭」
校庭で開催された地域マーケット「MUSEUM for NEWTOWN」

もう1つの会場、多摩センター駅前エリアは『NiEW TOWN PARTY』と銘打ち、NiEWが主催する入場無料の音楽イベント『exPoP!!!!!』の特別編や、新たなテクノロジーを紹介する企業出展イベント『タマテク 2023.Autumn』、カレーフェス『TAMA CURRY CAMP』が開催された。

駅前エリア野外ステージで無料開催された『exPoP!!!!!@TAMATAMA2023』。KIRINJI(弾き語り)、角舘健悟(Yogee New Waves)、Homecomings、柳瀬二郎(betcover!!)、Laura day romance、Emerald、猫戦、離婚伝説、みらん、a子、Cody・Lee(李)、シンリズムが出演
駅前エリアのパルテノン大通りで開催されたカレーフェス『TAMA CURRY CAMP』
駅前エリアのパルテノン多摩にて開催された『タマテク 2023.Autumn~多摩“まちづかい”テクノロジー万博~』

『WACKなりの文化祭』 – 体育館エリア

旧・西落合中学校で行われた『WACKなりの文化祭』は、体育館、校庭、校舎、YouTubeという4エリアでプログラムが同時進行した。

体育館は有料公演がメインとなっており、両日とも開催されたWACK所属の全グループ(ExWHYZ、GANG PARADE、ASP、BiS、豆柴の大群、都内某所、KiSS KiSS、BiTE A SHOCK)によるライブプログラム「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」や、2日目には前述の「WACKなりの合唱祭」と、「WACKなりの文化祭パフォーマンス」(グループ混成で軽音部によるライブ、ダンス部によるダンスパフォーマンス、演劇部による演劇公演)が行われた。

ExWHYZ「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

GANG PARADE「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

ASP「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

BiS「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

豆柴の大群「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

都内某所「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

KiSS KiSS「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

BiTE A SHOCK「WACK EXHiBiTiON in TAMATAMA FESTIVAL 2023」

軽音部「WACKなりの文化祭パフォーマンス」

演劇部「WACKなりの文化祭パフォーマンス」

ダンス部「WACKなりの文化祭パフォーマンス」

「WACKなりの合唱祭」

「WACKなりの運動会」 – 校庭エリア

校庭エリア初日の目玉企画は「WACKなりの運動会」。グループ混成で赤組、青組、黄組の3組に分かれ、優勝賞品として、WACK代表の渡辺淳之介との豪華ディナーが用意された。

まずは準備体操から!
渡辺淳之介による開会の挨拶
選手宣誓
第一競技は「ドッヂボール」
司会を務めたユイ・ガ・ドクソン
第2競技は「100m全力疾走」
第3競技は「歩数計チャレンジ」
第4競技は「大縄跳び」
最後の競技は「三輪車競走」
黄組が優勝!!

「のど自慢大会」や「未成年の主張」など、一般参加の企画も多数開催 – 校庭エリア

1,000円で発売された学校入場チケットさえあれば、誰でも楽しめた校庭エリアでは、多摩ニュータウン地域のクリエイターたちによるマーケット「MUSEUM for NEWTOWN」を含め、一般参加の企画も数多く開催された。

校庭と校舎内の2エリアで開催された「MUSEUM for NEWTOWN」。校庭では約30組が出店し、アイテムの販売やワークショップなどが行われた。
約50組が出演した「のど自慢大会」
未成年以外も参加可能だった「未成年の主張」
校庭ステージではLiVSのライブや、多摩センターにあるダンススタジオ4LIKESによるキッズダンスも行われた
校庭には「Gourmet Street Kitchen Car」と名付けられた12台のキッチンカーが集結

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS