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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

『坂本龍一|音を視る 時を聴く』の見どころを紹介 音と時間の芸術を堪能できる空間

2024.12.26

#ART

坂本龍一×岩井俊雄『Music Plays Images X Images Play Music』(1996-97 / 2024)

霧の中で私たちは

タイトルにあるように、坂本+高谷作品において霧は「流動するもの(fluid)と、見えないもの(invisible)、聴こえないもの(inaudible)」を顕現させる触媒の役割を果たす。屋外にて展示される『《LIFE–WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662』は、「霧の彫刻家」として知られる中谷芙二子とのスペシャルコラボレーションにより、美術館のサンクンガーデンを霧と音、そして高谷史郎による光で満たす作品だ。展覧会開催中は基本的に30分おきに「開演」し、鑑賞者はそのシンフォニーを楽しむことができる。

田中泯 場踊りat 坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎『《LIFE−WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662』(2024)Photo:平間至

メディア向け内覧会の際には特別に舞踊家・田中泯による場踊りが披露された。霧を吸い、自身もなかば霧と一体になりながら、音を全身で受け止めるダンサーの姿は印象的だった。

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