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小袋成彬と池袋PARCO、渋谷PARCOとの関係
タカノ:さて、小袋さんはアーティスト活動をスタート後、PARCOの様々なクリエイティブを手掛けられていると伺っています。
Celeina:2019年には池袋PARCO50周年を記念したキャンペーンムービーの音楽を担当されていますが、池袋PARCOには通われていたんですか?

小袋:大学通学で池袋駅を利用していたので、よく足を運んでいましたね。ひたすらぶらぶらしていただけですけど、それが一番楽しかった。
Celeina:学生時代には池袋PARCOを利用されていたということで、キャンペーンムービーを担当された際は感慨深かったと思います。
小袋:ご縁が回ってきて嬉しかったです。デビュー当時から気にかけていただいて、ありがたい限りでした。
タカノ:ちなみに池袋PARCOがPARCOの本店だそうです。
小袋:そうか、池袋が本店なんですね。
タカノ:そう考えると、池袋PARCOを利用されていた小袋さんが50周年のキャンペーンを手掛けられたというのも、ベストマッチですよ。
Celeina:そして、2023年には渋谷PARCOの館内BGMをセレクトされています。セレクターを担当されたきっかけは、『GRAND MARQUEE』でもお馴染みの番組『FLIP SIDE PLANET』なんですよね?

2017年11月に小袋成彬による音楽ラジオ番組『Music Hub』として、J-WAVEにて放送開始。2020年7月に新メンバーを加えて『Flip Side Planet』にリニューアル。2022年1月からは渋谷PARCOの館内放送BGMの音楽セレクトを1年間担当し、2023年11月には渋谷PARCOでのDJイベント『PLAZA』を開催した。
小袋:そうですね。『FLIP SIDE PLANET』のメンバーで館内音楽のプレイリストを作成して、1年間流していました。
Celeina:このプレイリストを作る上で、こだわったポイントは?
小袋:トイレや喫煙所、エスカレーターが一番音楽の聴こえる場所だと思っていて。PARCOに通っているお客さんは、音楽に対して感度が高い人が多いじゃないですか。そういう人がふと音楽を耳にした際に、「ちゃんと音楽が流れているな」と気づける瞬間を生み出したかった。だから、誰もが知っている名曲よりも、アルバムの7曲目に入っているような隠れた1曲を詰め込みました。
タカノ:良いですね。『FLIP SIDE PLANET』をオンエアさせていただいて、小袋さんの音楽の引き出しの多さは凄いなと。佐野元春さんをセレクトされていた時は、本当に痺れましたね。
小袋:ありがとうございます。『FLIP SIDE PLANET』はロンドンで収録したデータを放送していただいているので、生放送と違ってダイレクトの反応がないんですよ。だから、番組をどう聴いていただいているのかを伺う機会がなくて。8年間無に向かって発信している気分だったので、感想を聞けて報われました(笑)。
Celeina:小袋さんは新しい音楽の数々をインプットされていると思うんですが、何を通じて情報収集されているんですか?
小袋:最近はもっぱらレコードを聴き漁っています。もちろんサブスクリプションサービスも使うんですけど、レコードを通じて良い音楽に出会う機会が多い気がしますね。
Celeina:ロンドンでお気に入りのレコード発見スポットはありますか?
小袋:良いレコード屋さんもたくさんありますし、僕はレコードをかけるDJコミュニティに所属しているので、そこで情報を交換することも多いです。
タカノ:ぜひ、遊びに行かせてください。
