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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

『HELLO INDIE』が5年ぶりに復活。このラインナップ、なぜ投げ銭で見られるのか

2024.6.28

HELLO INDIE 2024

#PR #MUSIC

自分で価値を決める「Pay What You Wish」方式の導入

渾身のラインナップを携えて5年振りの開催となる2024年は「Pay What You Wish」、いわゆる投げ銭での開催に挑戦する。つまり運営としては前売りチケットの売り上げを失う代わりに、来場者が金銭的事情に関係なく楽しめる方法を選択した。

Pay What You Wish(PWYW)とは、来場者が会場にて料金を自由に設定出来るシステムです。イギリスやアメリカの博物館や美術館などで、人々がアートに触れる機会を増やそうと取り入れられており、移民が多く収入格差の大きい国では、インディーアーティストを集めてPWYWで不定期に行われるミュージックシリーズが各地で頻繁に行われています。こういった日常が、「海外はもっとアート(芸術や音楽)が身近で、生活に根差している」と言われる理由の一つかも知れません。 

クラウドファンディングページより

もしかすると、大道芸で馴染みがある人もいるかもしれない。GEZANの『全感覚祭』やSEVENTEEN AGAiNの『REPLACEMENTS』など、アーティスト主導でPWYW方式が取り入れられている事例もあるが、日本では未だ多くはない。来場者自身が、この音楽体験にいくら払えるか考えることは、文化的な行動だ。その金額は、他の人と比べるものではなく、あなたにとっての金額でいい。音楽にいくら払うかの価値基準を自分の中に持つ人が増えることは、カルチャーの盛り上がりのために重要だ。その土壌作りに意識的なイベントという意味でも、この『HELLO INDIE』が盛り上がることは希望になる。

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