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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

神保治暉がエリア51で挑戦する、観客を劇場の枠組みから解放する音楽演劇

2024.9.26

#STAGE

大手事務所での芸能活動を経て生まれた、構造への疑問

―神保さんが演劇の道を志したのはなぜだったのでしょう?

神保:僕は13歳から26歳まで旧ジャニーズ事務所に所属をしてたんです。そんな経緯もあり、大学進学にあたっても「芸能活動にプラスになる勉強をしよう」ということで日本大学芸術学部に入りました。当時は倍率の低さから演劇を選んだような形で、そこまで深くは考えていなくて……。でもいざ入学したら、ものすごく演劇に惹かれていったんですよね。

―大学で演劇を始める以前から出役として表現の道を歩んでこられていたのですね。

神保:幼い頃から母に連れられてNEWSのライブに行ったりもしていましたね。事務所にも母のすすめで入ったのですが、少なくとも中高生の間は学業と並行して、いただく仕事をこなしていくような感じでした。

神保:大学に入って、NEWSのライブの振付助手として参加をさせてもらうようになったあたりから「自分にできることはなんだろう」と、表現や創作への主体的な関わりを考えるようになりました。小劇場という世界が好きになったのも、劇作を通じて社会を考えるようになったのもその頃でした。

―小劇場のどんなところに惹かれたのでしょう?

神保:それまではアリーナやドームといった大きなところでやってきたので、その反動も大きかったかもしれません。大きな空間で取りこぼされてしまう小さなニュアンスや、システマチックにならざるを得ないことへの疑問や不満があって、ある種のカウンターのような気持ちで自分の表現やエンターテイメントを探しているような感じでした。今となっては、そういった大舞台にいられた時間が、とりわけ音楽演劇には大きく活かされているし、人生において貴重な経験だったと思っています。

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