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ネットに載っていない情報や画像は、今でも価値がある
堀田:当時はまだインターネットがなかったので、雑誌が情報源のすべてだったんですよ。僕も発売日に書店に行ってすぐに購入して、紹介されていた商品を問い合わせたり、買いに行ったりしていました。
Celeina:ファッションの最新情報を得る手段は、まず雑誌だったということですね。
堀田:そうですね。最初に触れる情報の入り口は雑誌でした。
タカノ:ネットがない時代、雑誌は本当に貴重な情報源でしたよね。これを見て買い物に出かけたり、CDを探したりしました。
堀田:今、ネットで検索しても出てこないような情報や画像もたくさんあります。そういう情報を求めて来店される方も多いですし、雑誌でしか手に入らない情報というのは、今でも十分に価値があると思います。
タカノ:全部で何冊ぐらいお持ちなんですか?
堀田:正確には数えていないんですが、何千冊という単位で持っていますね。自分の好きな雑誌は何冊でも集めちゃいますね。
タカノ:やはり1990年代のものが中心ですか?
堀田:はい、自分が特に好きだった雑誌はとことん集めていて、今やっているイベントでも売れたらまた翌日に補充するというスタイルで、「古本なのに定番」のような形を作っています。
タカノ:これは30〜40代の方にとってはたまらない懐かしさですが、逆に若い世代の方にとっては新鮮さを感じる部分もありますよね。
堀田:そうですね。懐かしさで手に取る方もいれば、若い方が「これは新しい!」と面白がって購入されるケースも多いです。そういう方たちと当時のカルチャーについてお話ししながら販売できるのは、とてもやりがいを感じます。
Celeina:いいですね、ありがとうございます。さて、「FIST BUMP」はグータッチでつなぐ友達の輪ということで明日スタジオに来ていただくご友人を紹介していただいています。どなたをご紹介いただけますか?
堀田:アーティストのSOMETAさんをご紹介したいと思います。「REBOOT BRAINS」でたまたま知り合って、何度も来てくれるうちに仲良くなりました。若い方なんですが、どこかカルチャーの香りがあるポップな絵を描かれていています。
Celeina:カルチャーがきっかけでつながった素敵なご縁ですね。明日はアーティストのSOMETAさんにお越しいただきます。「FIST BUMP」、本日は移動式古本屋「tuneless melody bookstore」の堀田勇人さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann