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移動式古本屋「tuneless melody bookstore」の堀田勇人は、1990年代の雑誌に魅了された

2025.7.5

#BOOK

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月4日は、「stability」の下嶋一洋さんからの紹介で、移動式古本屋「tuneless melody bookstore」の堀田勇人さんが登場。1990年代の雑誌を中心とした古本の魅力のほか、懐かしさだけではない、若者がハマる「新しいもの」としての古本についても伺いました。

会社員として働きながら、移動式古本屋の運営も行う

Celeina(MC):堀田さんは、移動式古本屋を運営されながら、普段は会社員としてもお仕事をされているということで、二足のわらじを履く生活を送られているんですね。

堀田:はい。移動式古本屋は、最初はどちらかというと趣味の延長のような形で、会社の休みの日に少しずつやっていたんですが、最近はその趣味の範囲を明らかに超えてきているなと感じています。

Celeina:趣味の延長からお仕事としての感覚に切り替わったのは、いつ頃からだったんでしょうか?

堀田:ちょうど昨年あたりからですね。古本屋にもさまざまなご依頼やお声がけをいただくようになりまして、「これはもう両立が難しいな」と思うようになりました。

自分が学生の頃から大好きだった1990年代の雑誌を揃えている

タカノ(MC):「古本屋」とおっしゃっていますが、特に雑誌の在庫がすごく豊富で、1990年代の雑誌が中心なんですよね。

堀田:僕自身が高校生や大学生だった時によく読んでいた雑誌が1990年代のものだったので、当時からずっと大好きで集めていたんです。今は自分が好きだった雑誌を並べて販売しているような形になります。

タカノ:実際にスタジオにもお持ちいただいていますが、これは本当に懐かしいですね。今手にしているのが『COOL TRANS』ですが、ノースウェーブのスニーカーの厚底モデルなどが紹介されていますね!

堀田:そうですね。あとは、SONY SPORTSのラジカセなど、「stability」さんでも取り扱っているようなアイテムも載っています。

タカノ:この『COOL TRANS』は何年の何月号ですか?

堀田:1995年11月の創刊号になります。

タカノ:浜田雅功さんが表紙ですね! 野茂英雄も載っています。

Celeina:タカノさんは、まさにその世代で読んでいましたか?

タカノ:1995年だと小学生くらいだったと思うので、創刊号は読んでなかったですが、1990年代後半から2000年代にかけてはかなり読んでいましたね。これは『FM STATION』と書いてありますが、どういった雑誌なんでしょうか?

堀田:ラジオ番組の情報や、アーティスト紹介が中心の雑誌ですね。あとは、これは『FUJI ROCK FESTIVAL』の第1回目のパンフレットです。

タカノ:伝説の第1回目のですか!

堀田:そうです。僕も実際にその年に行って、会場で購入しました。あの体験は、自分の人生にも大きな影響がありましたね。

タカノ:パンフレットというより、雑誌のような厚みがあって見応えがありますね。Celeinaさんは、こういった紙の雑誌のカルチャーにはどんな印象をお持ちですか?

Celeina:私の世代だと、例えば『Seventeen』のような女性向けのファッション誌はよく読んでいましたが、1990年代の雑誌文化にはあまり触れてこなかったですね。当時の10代の女の子たちは、どんな雑誌を読んでいたんでしょうか?

堀田:『Olive』や『CUTiE』などが人気でしたね。特に『Olive』には独特の世界観があって、「Olive少女」という言葉も生まれました。

Celeina:占いのページがすごく充実していますね。見開きで1つの星座を詳しく解説していて、かなり読み応えがあります。

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