グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
3月4日は、ラジコン専門店「BLOCKHEAD MOTORS」のデザイナーのJUN WATANABEさんからの紹介で、「7STARS DESIGN」代表の堀内俊哉さんが登場。デザイナーを志したきっかけや、手がけたデザインへのこだわりのほか、堀内さんが考える「ストリートらしさ」についても伺いました。
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グラフィックデザイナーとして「UNDERCOVER」や「A BATHING APE」に関わる
Celeina(MC):堀内さんは、グラフィックデザイナーとして原宿に「7STARS DESIGN」を構えられて、今年で30周年を迎えられたのですね。
堀内:ありがとうございます。ただ、自分としては気づけば30年が経ってしまったという感覚ですね。
Celeina:これまでグラフィックデザイナーとして、どのような作品を手がけてこられましたか?
堀内:原宿にいた初期の頃は、「UNDERCOVER」や「A BATHING APE」などのブランドに関わっていました。当時は、この2つのブランドのアイテムを売っている「NOWHERE」という小さな店舗があり、その立ち上げ時のデザインをいくつか担当しました。
タカノ(MC):昨日出演頂いたJUN WATANABEさんからは、堀内さんは「原宿のドン」なのではないかという噂も聞きましたが。
堀内:とんでもない。僕はいろいろな場所を行ったり来たりしているだけなので、「ドン」と呼ばれるほどの存在ではありません(笑)。
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「BOUNTY HUNTER」のスカルモチーフデザインはオーナーが好きなパンクの要素を盛り込んだ
タカノ:30周年を迎える「BOUNTY HUNTER」のロゴも手がけられたんですよね?
堀内:はい。「BOUNTY HUNTER」が誕生した頃、僕の仕事場がその店舗と同じ建物内にあったので、当時は仕事というよりも、日常的に顔を合わせてハングアウトするような関係でした。
タカノ:「BOUNTY HUNTER」のスカルモチーフのデザインも、堀内さんが担当されたのでしょうか?
堀内:そうですね。僕がデザインをハンドリングして組み立てました。「BOUNTY HUNTER」のオーナーであるHIKARUさんは、パンクロックのDJとしても有名なほか、『スター・ウォーズ』のフィギュアのコレクターとしても知られているんです。ボバ・フェットやハン・ソロといったキャラクターのような、レジスタンスでもなく帝国軍でもない、善悪が定かではない立場の存在に強い魅力を感じていたようで、そこから「BOUNTY HUNTER」(=賞金稼ぎ)というブランド名が生まれたそうです。
タカノ:ストリートカルチャーの持つ、やんちゃなカッコよさというような魅力と共通していますね。
堀内:HIKARUさんはパンクロックをこよなく愛する人ですが、パンクロックのアーティストやファンも、そういうカッコよさを持っていると思うんです。そういった個性を「BOUNTY HUNTER」のロゴに盛り込みました。