グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
12月19日は、「羊齧協会」の菊池一弘さんからの紹介で、料理家の今井真実さんが登場。料理家となったきっかけや、レシピ本を通して伝えたいこと、出版予定のレシピ本についても伺いました。
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コロナ禍で閉めた料理教室の代わりに、noteでレシピを公開
タカノ(MC):今井さんは料理家として活動されていますが、xiangyuちゃんも今井さんのことをよくチェックされていたんですよね。
xiangyu(MC):すごく好きなんです。いつもXで今井さんの料理を見て、「これを作ろう」「あれを作ろう」とブックマークしています。だから、今日をすごく楽しみにしていました。
今井:嬉しいです。ありがとうございます。
タカノ:今井さんが料理家になった経緯を教えてください。
今井:私は10年以上、料理教室をやっていました。しかしコロナ禍で、その教室を閉めないといけなくなってしまい、時間ができたので、メディアプラットフォームのnoteでレシピを一般公開し始めたことがきっかけですね。
タカノ:noteを選んだのは、何か理由があったんですか?
今井:すごく書きやすくて写真もアップしやすいのと、あと広告がないので見やすいんですよね。
タカノ:意外と、そういうことは大事ですよね。
xiangyu:そっか、noteって広告ないんだ。
今井:レシピを見る時に、動画のような広告などがあると、料理中に汚れた指ではスクロールしにくいなと。
xiangyu:たしかに、すごくやりにくいですよね。
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料理や食の豊かさは、心の豊かさに繋がる。レシピ本から伝えたいこと
タカノ:そして今井さんは、レシピ本やエッセイレシピなどをたくさん出版されていますが、2022年に出版された『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』の帯文を書かれたのが小泉今日子さんなんですよね
今井:そうなんです。ありがたいことに、コロナ禍前に小泉さんにご飯を作る機会がありまして、それがご縁で、帯文を書いていただきました。
タカノ:「この本は私の友達だ。自分を見失いそうな時、そっと寄り添って、優しく話を聞いてくれる。そんな友達が私の本棚にあることは、とても頼もしい」という小泉さんの文章もすごくいいですよね。
xiangyu:すごくジーンとくる言葉です。
今井:今、その言葉を頂いた時の感動を思い出して、ジーンときました。
タカノ:単なるレシピ本というだけではなくて、今井さんが料理や食を心の豊かさと繋げて捉えているということが伝わります。
今井:そうですね。食や料理、食事は絶対に毎日欠かすことができないです。料理をし続けたり、食べ続けたりするとことは、生活や人生に直結するものだと思っています。そこが豊かだと人生も彩られるのではないかなと思って、そのレシピがどうやって生まれたかという背景も伝えたくて、その本ではエッセイも書きました。
xiangyu:私は、料理があまり得意ではないんですが、SNSで今井さんのレシピを見ていたら、「このレシピなら初心者でも作れるかも」とか、「これ、どんな味がするんだろう」とワクワクする料理が多くて、見ているだけでもすごく楽しいと思うものがいっぱいあります。
今井:嬉しいです。xiangyuさんは、柿とキムチのレシピのことも気になってくださっていましたよね。
xiangyu:そう! 最近、今井さんが投稿されていたレシピなんです。今度作ろうと思ってブックマークしました。
タカノ:それは、どういったメニューなんですか?
今井:切った柿にキムチを乗せて、ごま油をかけるだけのレシピです。
xiangyu:果物の甘い柿と辛いキムチを掛け合わせるという。
タカノ:見たことがないです!
今井:オージー・ビーフの韓国代表のアンバサダーをしているシェフに、マンゴーとキムチを混ぜるというレシピを教えてもらったんです。
xiangyu:どんな味がするんだろう?
今井:美味しかったです! 柿とキムチも韓国の定番で、あとはリンゴ、ナシ、イチゴも合わせるみたいですよ。
xiangyu:サラダはよくありますけどね。
タカノ:試したくなっちゃいますね。