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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

レーベル「DECKREC」のネモト・ド・ショボーレは、初期衝動をもとに音楽に携わる

2025.1.7

#MUSIC

おもちゃの楽器だけで演奏する「CHILDISH TONES」でも活動

Celeina:そして、ネモトさんはCHILDISH TONESというバンドでも活動されているとのことで。

ネモト:今年で結成して丸10年になります。

Celeina:CHILDISH TONESも「DECKREC」の周年イベントでパフォーマンスされましたか?

ネモト:やりました。

Celeina:いいですね。普段はどういったライブをされているんですか?

ネモト:CHILDISH TONESは「おもちゃの楽器だけを使って演奏する」というコンセプトのバンドなんですが、普段は小さいライブハウスを中心に活動しています。

Celeina:おもちゃの楽器というと?

タカノ:今、曲が流れていますね。

ネモト:この曲は”God Bless the Girls”という曲です。avandonedというアイドルグループで活動していた宇佐蔵べにちゃんに参加してもらって、コロナ禍に3ヶ月に1回、7インチレコードを出していました。その楽曲を集めたアルバムの1曲目ですね。

タカノ:おもちゃの楽器というのは、具体的にはどういうものなんですか?

ネモト:僕らが使っているのは、1950年代とか1960年代のアメリカのヴィンテージのおもちゃのギターとかトイピアノです。それらにピックアップを取り付けて、大きな音が出るように改造して使います。

Celeina:中に小さいマイクを仕込んで、ということですよね。イメージとしては、子供向けのギターみたいなものでしょうか?

ネモト:そうです。なので、もともと演奏するために作られていないんですよ。だから手を加えないとステージで使うには難しいんです。

タカノ:チューニングとか難しそうですね。

ネモト:試行錯誤の上、なんとか演奏に使えるようになりました。

タカノ:どういう編成で演奏されているんですか?

ネモト:ギター2本、キーボード、トイピアノ、ドラム、パーカッション、ボーカルとコーラスとかでしょうか。その時によって違うんですが、 1番多くて7人、少なくて5人くらいです。

タカノ:ドラムもおもちゃなんですか?

ネモト:そうですね。普通のドラムだと大きいバスドラムも、子供用なので小さくて、普通のドラムのスネアくらいのサイズしかありません。

タカノ:アンパンマンのドラムセットみたいなイメージでしょうか?

ネモト:まさにそんな感じです。

タカノ:そんなに小さいサイズのドラムでロックのサウンドが鳴らせるなんてすごいですね。おもちゃの楽器を使って音楽をやると伺って、僕はトクマルシューゴさんみたいなアプローチをイメージしていたんですけど、いい意味で裏切られました。

ネモト:1980年代のアメリカに 、Pianosaurusというバンドがいたんですが、このバンドがおもちゃの楽器だけを使ってロックンロールをやっていたんです。そのバンドの動画をたまたまXで見て、「明日からこれをやろう」と思い立ちました。そこからのめり込んで、色々楽器を探したりしましたね。

Celeina:ちなみにCHILDISH TONESは、近々ライブもあるということですが、こちらはどちらでされるんですか?

ネモト:荻窪の「TOP BEAT CLUB」で、1月25日にライブをします。ガレージパンクとか、1960年代っぽい音楽をやっているいいバンドがたくさん出るライブです。

Celeina:ネモトさんのSNSをチェックしていただければと思います。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?

ネモト:漫画家 / イラストレーターで、インディーズレーベル「雷音レコード」を主宰している本秀康さんをご紹介します。

タカノ:本さんというと、ceroの1stアルバム『WORLD RECORD』のジャケットを手掛けられていますよね。

ネモト:そうです。『レコスケくん COMPLETE EDITION』という本も出しています。なんだかんだ古い友達ですね。レーベル主宰者としても面白い人です。

タカノ:聞きどころが多そうですね。

Celeina:楽しみです。明日は本秀康さんに繋ぎます。「FIST BUMP」、本日はネモト・ド・ショボーレさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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