INDEX
みんなで音を共有する楽しさに魅了されダンスに没頭した大学時代
Celeina:INFINITY TWIGGZさんが、KRUMPやダンスと出会ったのはいつごろだったんですか?
INFINITY TWIGGZ:大学からです。小学校から高校まではずっと野球をやっていました。
タカノ:野球をやっていらっしゃったんですね。
Celeina:先ほどボールを投げるような動きがあるという話もありましたけど、ちょっと繋がりますね。
INFINITY TWIGGZ:確かにそうですね。なので、腕の使い方はやりやすかったかもしれないです。
タカノ:体をコントロールするという意味では、スポーツのような側面もありますもんね。
Celeina:大学生ではなぜダンスに没頭していったんでしょう?
INFINITY TWIGGZ:野球を1回やめて、新しいことを始めようかなと思っていた時に、友達に誘われてダンスサークルに行ったんです。その時に、みんなで音を共有して踊るという経験をして、その楽しさにハマってダンスを始めました。野球を始めたきっかけも、自分が野球をやりたいとかじゃなくて、「仲いい奴らが野球をやっていたからやりたい」みたいな気持ちがあったので、みんなと何かを共有することが、もともと好きだったんだと思います。
タカノ:確かにダンスは音楽を共有するので、一体感がすごく強そうな感じがします。大学卒業後は就職されたんだとか?
INFINITY TWIGGZ:飲料メーカーで3年と3ヶ月働いていました。
タカノ:働きながらダンスもされていたんですか?
INFINITY TWIGGZ:そうです。僕は大学生の頃に、今所属している「Twiggz Fam」というチームに加入したんですが、みんなプロでダンスをやっていて、就職をせずにバイトとダンスを両立する、もしくはダンス1本で生きているというのが当たり前の世界なんです。そんな中でやっていたので、僕も大学を卒業したらバイトをしながらダンスをやっていこうと思っていたんですけど、大学から始めてたった3、4年しかやっていないダンスのためにフリーターになることを、家族には反対されてしまったんです。
すごく喧嘩したんですけど、親は僕のために言っているだろうなとも思って。多分僕も、社会人として働きながらだとダンスができないと、自分で決めつけていただけだったんです。なので、社会人をやりながらダンスで食べていける道を見つけて、親に安心してダンスの道に進むのを応援してもらえるように頑張ろうと思いました。会社員をしながら空き時間にダンス練習をして、土日は大会に出ていました。海外の大会に行くこともあったので、金曜日まで働いて、土曜日の朝に韓国に行って、日曜日の夜に帰ってきて、月曜日に出勤するみたいな生活でしたね。