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ギャラリー「JULY TREE」のオシダアヤは、試行錯誤しながら皆で共有できる場所を作る

2024.11.25

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

10月30日は、花とレコードのお店「ハッカニブンノイチ」の下村祐一さんからの紹介で、青葉台のギャラリー「JULY TREE」のオシダアヤさんが登場。ギャラリー名の由来や、これまで開催してきた展示について伺いました。

「みんなで共有できる場所にしたい」という思いでギャラリーをオープン

Celeina(MC):オシダさんは2008年にガールズデュオ「Stoned Green Apples」のギターボーカルとしてデビューされました。翌年、ご自身の出産を機にバンド活動を停止したのち、OSHIDAÀYA名義で楽曲をリリースされています。そして2023年からは、神泉に開店したギャラリー「JULY TREE」のオーナーもされています。

タカノ(MC):どこからお話を伺うか悩んでしまいますが、まずはギャラリーのお話から訊いていきましょう。

Celeina:もともと音楽活動をされていた中でのギャラリーオープンということですが、きっかけは何だったんですか?

オシダ:知人が神泉でレコーディングスタジオを経営していたんですが、その建物の1階が空いたのに伴って、何かできたらと考えたんです。レコード屋さんやショップも考えたんですけど、みんなで共有できる場所にしたいなと思い、フリースペース的なギャラリーにしました。

Celeina:内容に先行して物件を押さえるというのも、なかなかフットワークが軽いですね。

ギャラリーの名前はニーナ・シモンの楽曲から

タカノ:「JULY TREE」のネーミングはどういった由来で?

オシダ:ギャラリーをオープンすることを決めたタイミングで、映画館に『リコリス・ピザ』を観に行ったんですよ。そしたら、冒頭のシーンでニーナ・シモン(Nina Simone)の“July Tree”が再生されるシーンがあって。そこで歌詞を調べたら、真実の愛について歌っている曲だと分かったんです。そこで歌われている愛は、アートや音楽に変えても成立するんじゃないかと感じたので「JULY TREE」と名付けました。

タカノ:素敵な由来。ギャラリーのロゴは坂本慎太郎さんがデザインされたと伺っていますが、どういったきっかけでコラボが実現したのでしょう。

オシダ:バンド時代にリミックスをお願いして以来、坂本さんにはずっとお世話になっていて。坂本さんが出されている画集を拝見した時に、犬の絵を見て萌えたんです。それで犬をロゴに入れてくださいとお願いして、デザインしていただきました。

タカノ:オシダさんが被られているロゴキャップもかわいいです。ぜひ皆さんも「JULY TREE」のウェブサイトでチェックしてみてください。

音楽とアートを結び付ける「JULY TREE」の展示

Celeina:「JULY TREE」ではこれまでにどのような展示を開催してきたんですか?

オシダ:一緒に運営している仲間が音楽関係の仕事をしていることもあり、音楽をテーマにした展示になることが多いです。2023年の3月にこけら落としとして実施した展示は、写真家の石田昌隆さんの展示でした。『RELAXIN’ WITH LOVERS』という20作ぐらい出ている、人気のレゲエのコンピレーションアルバムのシリーズがあるんですが、全部のジャケットの写真を石田さんが担当しているんです。その写真とレコードを展示しながら、音楽もかけていました。あとは、Talking HeadsやTalking Headsを撮影されている菊地昇さん、シンガーソングライターの高野寛さんの写真展も開催しました。

Celeina:展示は音楽とアートを結び付けたものが多いんですか?

オシダ:新人の方や地方在住のアーティストの方の作品も展示させていただいていますし、まだまだ試行錯誤しながら展開している感覚です。でも「JULY TREE」の入り口には、真空管アンプとスピーカーが置いてあるんですよ。なので、展示に合わせてレコードをかけていますし、周囲の人も含め音楽好きが多いので、音楽の影響は大きいかな。

Celeina:「JULY TREE」では今後どのようなイベントを予定していますか?

オシダ:12月1日(日)から、Ole名義でラッパーとしても活動しているTakeru Shibuyaさんのグラフィックペインティングに焦点を当てた展示を開催する予定です。

Celeina:ぜひ、展示情報もチェックしてみてください。さて、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、オシダさんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?

オシダ:出版社「Type Slowly」を運営している圓尾公佑さんです。こけら落としの展示をしていただいた石田昌隆さんの新刊『STRUGGLE :  Reggae meets Punk in the UK』を刊行されている出版社なんですが、読んでいただきたい本を多く出版されているので紹介します。

Celeina:明日は「Type Slowly」の圓尾公佑さんをお迎えしたいと思います。「FIST BUMP」、今日は青葉台のギャラリー「JULY TREE」のオシダアヤさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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