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26歳の時に広告代理店を辞めて美大に進学
Celeina:そんなうえはらさんのご経歴について伺えればと思います。勤めていた広告代理店を辞めて美大に行かれたんですよね?
うえはら:そうなんです。
Celeina:その時、ご年齢はおいくつだったんですか?
うえはら:辞めたのは26歳くらいでしたね。
Celeina:ある意味、少しリフレッシュなスタートといいますか。
うえはら:僕もなかなか決断できない人間で、むしろもっと早い段階から絵を描く仕事をしたいとか、勉強したいなと思っていたんですけど、ずっとズルズルと仕事をしていたんです。でも26歳の時に、今辞めないと大学に入って再就職する頃には30歳を超えてしまうので、就職のハードルが上がるかもしれないと思ったんです。そういう時間的な制約があることに気がついて決めたんですよね。実際に26歳で2年間大学に行って、卒業した時には29歳になっていたので、ギリギリ20代のうちにもう1回再就職しました。
タカノ:美大を卒業して、また広告業界で再就職されたんですよね。
うえはら:その時はデザイナーをしていました。
タカノ:コピーライターからデザイナーに! あまり聞かないキャリアチェンジですね。漫画はお仕事と並行して描かれていたんですか?
うえはら:そうですね。もともと子供の頃から漫画になりたいという気持ちもあったんですが、美大時代に卒業制作として漫画を描き始めました。これはちょっと続けたいなと思って、卒業後はデザイナーをしつつ、漫画も描いていましたね。