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小説家の小泉綾子は、憧れをきっかけに作品を生み出す

2024.10.7

#BOOK

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

8月6日は、エッセイストの清繭子さんの紹介で、小説家の小泉綾子さんが登場。文藝賞受賞作『無敵の犬の夜』の着想を得た作品や、愛好しているZINEの魅力について伺いました。

文藝賞受賞作『無敵の犬の夜』の着想は任侠映画

Celeina(MC):タカノさんと小泉さんはお友達だとお聞きしていますが、お2人の出会いのきっかけは?

タカノ(MC):昨日ご出演いただいた清さんが引き合わせてくれたんですよ。

小泉:初めてお会いした時に、タカノという苗字にピンと来るものがあったんです。というのも、私の幼稚園の同級生がタカノさんの弟さんのたか野むさんだったんですね。幼稚園時代、たか野むさんが糊を舐めてしまった事件があって、彼が「死んじゃうんだ」と号泣している姿を見て、初めて私も死を意識したんです。だから、しっかり記憶にたか野むさんが焼き付いていたんですよ。

Celeina:たか野むさん、強烈すぎませんか。

タカノ:昔から変わった人なんです(笑)。小泉さんが第60回文藝賞を受賞された『無敵の犬の夜』は、私も「2024年上半期ベスト本」として番組で紹介させていただきました。やんちゃな先輩・橘さんに憧れを抱いた主人公・界くんの旅を描いた小説ですが、小泉さんのキャラとは違って意外でしたね。

小泉:よく言われます。

タカノ:北九州の中学生の男の子を書くということで、キャラクターの設定が小泉さんとは離れているじゃないですか。どのようなきっかけで思いついたのでしょう?

小泉:任侠映画の『孤狼の血』を観て、こういう作品が書きたいと思って書き始めました。もともと『仁義なき戦い』をはじめ、任侠映画は好きなんですけど、『孤狼の血』は映画館で3回観るほど「これが好き」ってなったんです。

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