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アーティスト・東海林たぬきは、「絶妙な距離感」を保つイラストや陶芸を生み出す

2024.9.22

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月5日はZ世代の川柳作家・暮田真名さんの紹介で、アーティストの東海林たぬきさんが登場。自身の作品のコンセプトや、作り手として体感する陶芸の魅力について伺いました。

いろんな目をしたキャラクターを陶芸で表現

Celeina(MC):昨日出演していただいたZ世代の川柳作家、暮田真奈さんの作品で挿絵を担当されたといった繋がりを伺いましたが、改めて東海林さんの作品について伺っていきたいと思います。絶妙な距離感を保つ心優しい生きものたちのイラストや漫画を描きながら、陶芸作家としても活動中です。

タカノ(MC):絶妙な距離感を保つってどういうことですか? なんとなくわかる気もするけど。

東海林:キャラクターたちの設定をつけずに、すれ違った宇宙人のスケッチをするような感覚で作っているので、私と作っているものの距離感が微妙にあるという。

タカノ:なるほど。めちゃくちゃキャラクターが可愛いです。

Celeina:Instagramにも可愛いキャラクターの陶芸作品が投稿されていて。今日は持ってきてくださっているんですよね?

東海林:いくつか持ってきました

タカノ:メタリックに光り輝いていますね。

東海林:ギラギラの釉薬を使っています。気に入って、かなり使っているんですけど。

タカノ:これ、陶芸なんですか?

東海林:そうなんです、どうぞ触ってみてください。これは昨日の暮田さんの川柳ちゃんを作ったものです。

タカノ:玉ねぎみたいな形の顔の上にアンテナみたいなのが立っていて。点が4つ並んだ目が特徴的でいいんですよね。

東海林:キラキラの目を表現したいなって思いまして。

タカノ:やっぱり、絶妙な距離感ってすごくわかりますね。

東海林:本当ですか? ちょっと話通じない感じというか。

Celeina:めちゃくちゃかわいい。丸くてコロンとしていてすごく癒される。

東海林:いろんな釉薬を使ったものを持ってきました。ちょっと大きめでトゲトゲがついていたりとか、いろんな目のパターンのものを作っていて。キラキラしていたり、寝ていたり、ジトっとした目つきのものを作っています。

タカノ:ちょっとミステリアスで、何を考えているかわからないみたいなところが魅力的ですね。

陶芸にハマったきっかけは、引率で行った陶芸合宿

Celeina:東海林さんは元々はイラストを描かれていて、そこから陶芸を始めたんですか?

東海林:そうですね。元々キャラクターを描くのが好きで、ずっと描き続けていて。そのキャラクターを具体化したいなとかアニメ化したいなという願望がずっとあって、今は陶芸で立体化させることに夢中という感じです。

タカノ:陶芸って、やろうと思ってそんなにすぐにできるものなんですか?

東海林:陶芸は窯が必要なので、結構ハードルが高いですね。

Celeina:ご自宅で制作するときはどうしているんですか?

東海林:今はですね、家に窯を買いまして。

Celeina:窯って買えるんですか!?

東海林:そうなんです。家庭用のコンセントで使えて、サイズもホテルの冷蔵庫ぐらいのものがあって、工事もしないで使えるんです。今はそれを使って製作しています。

タカノ:最初は陶芸教室に通っていたんですか?

東海林:そうです。元々は、陶芸をやりたいという風にはあんまり考えてなくて。清澄白河にある「ondo」というギャラリーに仕事で勤めているのですが、そこでイラストレーターさんを連れて瀬戸で活動されてるアーティストの工房に行って、陶芸合宿をするという企画があって、引率で行ったんです。そこで一緒に陶芸をさせてもらったときに、自分のキャラクターを具体化してみたらどうかなと思ってやってみたら、「めっちゃ楽しい! 向いているかも!」と思ったんです。それから東京で陶芸教室に通ったりしました。

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