グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
6月24日は、番組からの推薦で、番組MCタカノシンヤの弟で、ライトノベル作家のたか野むさんが登場。36歳から作家を志したきっかけや、兄であるタカノとの関係性について伺いました。
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36歳でライトノベル作家になることを決意
Celeina(MC):週の最初は番組からの推薦で、番組ナビゲーター、タカノシンヤさんの弟で、ライトノベル作家のたか野むさんがゲストです。よろしくお願いします。
たか野む:ライトノベル作家のたか野むです。普段は、タカノシンヤの弟をやっておりますので、今日は兄貴と呼ばせていただきます。
タカノ(MC):変な感じがします(笑)。そもそもどうしてこうなったかというと、2週間前ぐらいに「僕の弟がライトノベル作家として、デビューした」と、番組スタッフに話したんですよ。そしたら、「絶対呼んだほうがいいよ! おもろいじゃん!」となり、スタッフの皆さんに調整して頂いて、こういう場になりました。
Celeina:本当のご兄弟ということで、お2人の話を聞いているだけで、楽しいです。改めて、ライトノベル作家、たか野むさんの経歴をご紹介します。昨年、講談社のラノベ文庫新人賞で佳作を受賞し、それが今年5月に発売されたそうですね。
たか野む:はい。もともとの作品から後半を差し替えていたり、少し内容もタイトルも変更になりましたが、『すべてはギャルの是洞さんに軽蔑されるために!』というタイトルのライトノベル小説になります。
タカノ:ゲストなので、私も一応この本を読みました。身内だから、ぼろくそに言ってやろうかなと思っていたんですよ。でも正直にレビューをすると、めちゃくちゃ面白かったです。やっぱり文章力が高いなと思いました。
たか野む:ありがとうございます。
タカノ:あらすじ的には、被虐志向のある主人公は、ギャルに蔑まれたいという気持ちがあって、ドン引きされるようなことを言うんです。でもギャルの是洞さんが優しすぎて、逆に好意を持たれてしまうという、陰キャがモテていくみたいな青春学園ラブコメですね。
たか野む:ネットミームで「オタクに優しいギャルは実在しない」という言葉があったので、「実在しないなら、書いてやるよ」と思い、オタクに優しいギャルの話を書きました。
Celeina:タカノさんも文章を書かれていますが、お2人それぞれ違った視点で創作されているように感じます。たか野むさんは、昔から作家志望だったのですか?
たか野む:中学生の頃の夢はライトノベル作家でした。というのも、母に当時ハマっていたライトノベルをすごく馬鹿にされたので、作家になったら絶対に母も俺を尊敬するだろうと思い、目指しました。今思えば、幼稚な夢でしたね。でも、その頃からすごく間が空いて、36歳になってからライトノベル作家を目指し始めました。
Celeina:36歳で目指したきっかけは何だったんですか?
たか野む:もともと創作することが好きだったので、書いてはいましたが、特に何も発表せずにいました。『龍が如く7 光と闇の行方』というゲームの主人公である、春日一番が色々あって絶望の淵に立つ中で、仲間たちに「お前の将来の夢はなんだ」と聞かれるんです。春日はドラゴンクエストが大好きなので、「自分は勇者になりたい」と答えると、仲間たちが「なりゃいいじゃねえか、勇者によ」と全肯定してくれるんですよ。それがすごくいいなと思って、「今から僕もラノベ作家になろう」と思いました。
Celeina:すごくピュアで、まっすぐで素敵です。
たか野む:まっすぐで素敵なのは、シンヤさんのほうですよ。
タカノ:何を言っているの。恥ずかしいんだけど(笑)。