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クリエイティブプロデューサーの飯田昭雄は、長野で自然を堪能し東京で刺激を貰う

2024.9.4

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

5月28日は、SF小説の装丁デザインを手がけるアーティストの土井宏明さんからの紹介で、クリエイティブプロデューサーの飯田昭雄さんが登場。建築を学びながら編集の世界に進んだきっかけや、長野への移住で得た理想のライフスタイルについてお聞きしました。

雑誌が発信するカルチャーに興味を持ち、編集の世界へ

Celeina(MC):現在、飯田さんはクリエイティブプロデューサーとして具体的にどのようなお仕事されているんでしょうか?

飯田:僕は広告業界で編集者としてずっと働いていたこともあって、すごく素晴らしいアーティストや映像クリエイター、デザイナーなど、いろんなクリエイティブに携わる知り合いがいっぱいいます。そういう方たちをキュレーションして、あらゆるマーケティングに対して、ブランディング活動のプロデュースをし、プロジェクトに合わせて都度チームを編成する監督みたいな仕事をしています。

タカノ(MC):もともとは建築を学ばれていたそうですね。

飯田:多摩美術大学で建築を学んでいましたが、建築の世界には行かないで、編集の世界へ行きました。

タカノ:なぜ編集の世界を選んだのですか?

飯田:本が好きだったからかな。1980年代のバブルだった時期は、ファッションやカルチャー雑誌にめちゃくちゃ勢いがあって、今みたいにタイアップだらけの雑誌じゃなかったんです。雑誌自体がカルチャーを発信していた時代だったので、雑誌が面白くて紙に興味を持った感じです。

タカノ:飯田さんのプロフィールを拝見しますと、KAWS、BE@RBRICK 、A BATHING APE®などとお仕事されていますよね。

Celeina:日本のストリートカルチャーの代表格ですね。

飯田:そうですね。1990年代の半ばに、いわゆる裏原宿カルチャーみたいなものも生まれたんです。そこで僕が編集者とプロデューサー的な立場で、そういったカルチャーと絡めたというか。そんな時代の中で、そういう立場でいろんなプロジェクトをやっていました。でも、ほとんど遊んでいた記憶しかないんですけどね。

Celeina:遊びの延長線上にお仕事があった感じですか?

飯田:そうです。遊ぶことと仕事することがイコールだったというか、そういう時代だったのかな。

タカノ:理想的です。

飯田:それで稼げるからね、最高だよ(笑)。

長野への移住で得た、充実したライフスタイル

Celeina:飯田さんは2021年から長野に移住されたそうですね。長年、東京で活動されていたと思いますが、どんなことを考えて決断されたのですか?

飯田:コロナ禍は世界的にもすごく大きい出来事で、いろんなことが変化したじゃないですか。当時、僕はアメリカの企業に勤めていたんですけど、リモートワークが当たり前になって、家でも家じゃないところでも仕事ができる環境がデフォルトになってきました。それをすごくチャンスだと思ったんです。長い間東京で生活してきたけど、そろそろ東京じゃない場所で、豊かな生活をしたいと思いました。そうやって求めていたら、今僕が住んでいる長野県の湖畔に出会った感じです。

タカノ:飯田さんのお家の目の前に湖があるんですか?

飯田:僕の家の前に自分の桟橋があって、湖に繋がっているんです。今はそういう環境で生活しています。

Celeina:自分の桟橋! パワーワードです(笑)。

タカノ:毎日どんな生活を送っているんですか?

飯田:毎日、日の光が湖の水面にあたって、そのキラキラした反射が天井に映っているのを見ています。僕はテレビを持っていないし、ここ十何年観てないから、家から見える風景が1つのピクチャーなんです。毎日違う風景がピクチャーとして見られるというところから朝が始まるので、毎日ファンタジーの中で生きているという感じかな。そういう生活がしたかったんです。

タカノ:お仕事的には基本的にはリモートで?

飯田:はい。東京の仕事もしていますが、長野で自分達でマルシェを開催するなど、いわゆる地元ローカルなこともやっています。だからどちらかというと、僕はすごくハイブリッドな働き方をしていると思っています。別に田舎に引っ込むわけでもなくて、東京の最先端にもいながらも、体の置く場所は大自然の中みたいな。そこを行き来しているのが、ワープしているみたいですごく楽しいです。だから、今のライフスタイルは最高に自分の中でフィットしていると感じます。

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