グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
5月9日は、アーティストの高橋理子さんからの紹介で、錦糸町の銭湯「黄金湯」の店主・新保朋子さんが登場。黄金湯を継ぐことになった経緯や、リニューアルを果たした黄金湯で展開している魅力的なサービスなどについて伺いました。
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老舗銭湯の黄金湯を2020年にフルリニューアル
タカノ(MC):今日は新保さんがいらっしゃるということで、黄金湯のロンTとキャップを着けてきました。
新保:ありがとうございます、嬉しいです。昨日もFIST BUMPを聞いていて、タカノさんが着ていらっしゃると聞いてすごく感動して、ガッツポーズをしてしまいました。
タカノ:大好きなサウナだったので、こういう形でお会いできるのはすごく嬉しいです。
Celeina(MC):私もずっと噂には聞いておりまして、行きたいなと思っていたので、これを機にお邪魔させていただこうと思います。
タカノ:創業が戦前なんだとか?
新保:そうなんです。黄金湯は創業して92年経つんですけれども、私達が継いだのは2018年で、2020年にリニューアルして現在の形になりました。
Celeina:2018年に継ぐ形になったのは、どういった経緯があったんですか?
新保:黄金湯から徒歩5分のところに大黒湯という銭湯がありまして、もともと主人が大黒湯の3代目として12年くらい前に継いでいたんですね。私は嫁としてそこで働いていたんですが、近くの黄金湯が辞めるということで、私達の方で引き継がせていただきました。
タカノ:2020年にフルリニューアルされたんですよね。僕はリニューアル後に伺ったんですけれども、サウナ界隈ではすごくいいよ、と噂になっていました。
新保:タカノさんも前々からサウナがお好きなんですね。
タカノ:そうですね。サウナが好きで、サウナ好きの方々の噂を聞いてお邪魔しました。入り口からとてもおしゃれでスタイリッシュさがあって、でも歴史のある銭湯なのでちゃんと老舗感もあり、伝統と革新がミックスされている雰囲気がすごくよかったです。
新保:改装の時はコロナ禍だったので、ちょっと大変なタイミングだったんですけれども、近くにある大黒湯とは違う新しい形の銭湯にしようと思いました。そこで、昨日も出演された高橋理子さんにクリエイティブディレクションをお願いして、協力していただきました。
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CONVERSE TOKYOともコラボ。リニューアルにあたりクリエイターが集結
タカノ:僕が今日着ているロンTのデザインもかっこいいんですよ。CONVERSE TOKYOの星マークと、黄金湯のロゴマークが入っています。
Celeina:ビッグコラボレーションですね。
新保:このロゴは、銭湯の配管や「賽(災)を転じる」という意味が込められたサイコロの形で、実は「黄金湯」という漢字が隠れているんです。
タカノ:高橋さんのデザインが素晴らしいですね。そして、暖簾を担当したのが、以前「FIST BUMP」のコーナーに登場してくれたクリエイティブディレクターの田中偉一郎さんなんだとか?
新保:そうなんです。オープン直前に、お客様の裸が見えてしまう可能性があるので、暖簾をつけた方がいいんじゃないかという話が出ました。そこで急遽田中さんに依頼をしたところ、「お〜い」という文字が書かれた大きな暖簾を作ってくださいました。
昔の銭湯では、男女の垣根を越えたやりとりがあったんです。「石鹸を貸してくれ」とか、あとは出るタイミングを合わせるために「おい出るぞ」と声を掛けあったりとか。「お〜い」というデザインは、そういった風景を表現したそうです。
タカノ:田中さんとはどういう繋がりだったんですか?
新保:田中さんは高橋さんのお知り合いです。高橋さんからはたくさんのアーティストの方を紹介していただきました。
タカノ:そうなんですか! まさにFIST BUMPされていますね。
新保:高橋さんはスタジオが近くにあるので、墨田区を盛り上げていきたいということで、今でもブランディングをしていただいています。