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覆面画家・Rockin’Jelly Beanは、「タブー」から解放され好きな絵を描き続ける

2024.8.31

#ART

100年後に原画が残っていたら嬉しい。だから鉛筆にこだわる

Celeina:そして、この番組は『フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)』のオフィシャルプログラムでもありますが、Jelly Beanさんは『フジロック』のオフィシャルTシャツも手がけていらっしゃいます。このお話が最初に来たのはいつだったんですか?

Rockin’Jelly Bean:当時住んでいたアメリカのロサンゼルスから、大阪に帰ってきたんですが、大阪に「TIME BOMB RECORDS」というレコードショップがあったんです。そこの社長が『フジロック』を運営しているSMASHさんと仲が良くて、そこで紹介していただきました。2004年か2005年ぐらいの当時、『フジロック』はそこまで物販で色んな会社とコラボしていなかったので、ちょうど僕が入れた感じです。

タカノ:ご自身でもバンド活動をされていますが、Jelly Beanさんのイラストは音楽との親和性も強くて、『フジロック』のイメージにぴったりですよね。

Celeina:そして、今回はスタジオにJelly Beanさんがデザインされた『フジロック』のTシャツの原画を持ってきていただいております。

タカノ:『フジロック』のバスにギターを弾いているモンスターたちが乗っているデザインですね。これは何で描かれているんですか?

Rockin’Jelly Bean:大体鉛筆ですね。当時はあんまりTシャツに種類がなかったので、2つぐらい描かせていただいていました。1つは可愛い子ちゃんのもので、もう1つはこういったモンスターなどを描かせてもらっていました。

Celeina:鉛筆で描く手法は、今もですか?

Rockin’Jelly Bean:そうですね。

Celeina:デジタルが発展していく中、鉛筆で描く理由は何かあるんでしょうか?

Rockin’Jelly Bean:単純に画材として鉛筆が自分的に1番好きで、しっくりきて、扱いやすいんです。最初は鉛筆で描いて、それをスキャンしてパソコンに取り込んで、Photoshopで色をつけています。

Celeina:なるほど。でも今の技術で考えたら、最初からデジタルで描くほうが早そうですが、鉛筆にこだわりがあるんですね。

Rockin’Jelly Bean:タブレットの扱いにまだ慣れてないというのもあります。あと我々の世代的には、やっぱり紙だと残るから嬉しいというのもあって。100年後とかに鉛筆で描いた原画が残っていたら、嬉しいじゃないですか。

タカノ:たしかにそうですね。今日スタジオに持ってきていただいたことに、我々はテンションが上がっていますし、手に取って質感もわかるので、パソコンの画面などで見るのとは全然違いますね。

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