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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

シンガープロデューサー・leiftは音楽も料理も小さな工程を積み重ねて突き詰める

2024.8.9

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月17日は、シンガーソングライターの安次嶺希和子さんからの紹介で、シンガープロデューサーのleiftさんが登場。大好きだという料理へのこだわりと音楽制作との共通点や、講師を務めるオンラインサロンについてお伺いしました。

音楽制作と料理は根本の部分で繋がっている

Celeina(MC):まずは、leiftさんのプロフィールをご紹介いたします。作曲家、音楽プロデューサーのKOTARO SAITOが、心の奥底にある思いを自ら言語化するプロジェクト。アーティスト活動はもちろん、現在、毎週金曜日はホテル「アロフト東京銀座」のウィークリーライブイベントをプロデュースされています。さらに、産業能率大学での講師、カンファレンスでの登壇、音楽メディアでの執筆業からオンラインサロンの運営まで、多岐にわたって活動されています。

タカノ(MC):昨日のゲスト安次嶺希和子さんが、leiftさんは音楽活動だけでなく、料理もよく作られるとおっしゃっていました。

leift:料理が大好きなんです。最近は、魚を熟成させることにハマっています。魚って何日か寝かせることで、だんだんと旨味がぎゅっと身に詰まっていくんですが、そこにすごく魅力を感じています。僕は今、茅ヶ崎と渋谷で2拠点生活をしていて、茅ヶ崎の漁港に行って「今日は何がありますか?」と聞いて、魚を買ったりしています。料理を提供する2、3日前から準備して、僕が1番好きな状態に熟成させているんです。

Celeina:ハマっているという領域を超えていますよね。安次嶺さんは、単純にお料理というだけじゃなくて、leiftさんが1品ずつ曲のイメージに合わせた料理をコースで振る舞ったとお伺いしました。

leift:はい。先日9品のコース料理を振る舞いました。安次嶺さんにフィーチャリングしてもらった”Orangette”という曲は、苦味と酸味というまったく違う要素を音楽で表現するみたいなテーマで作ったんです。だからその時には、イチゴの甘みとブルーチーズのちょっとしたクセのある臭みを組み合わせたマリネを出しました。

Celeina:本格的ですね。どこかで料理の修行をされたんですか?

leift:いえいえ。音楽を作らない時は料理を頑張って、料理が終わったら、音楽の作業に戻るぞ、みたいな感じで作っていますね。

タカノ:やっぱり音楽制作も料理も、何かを作るという根本の部分で繋がっていますね。

leift:一緒ですね。例えば熟成料理だったら、まず1番最初の工程で、魚にお塩を振ってしっかり水気を取って寝かせます。それを音楽に置き換えると、初めの工程として、キックの音作りにどれだけ色んなアナログの回路を通すか、実機の音に何を選ぶかとかをすごく大事にしています。そういう部分を少しずつ積み上げていって、僕の音楽は出来上がっていくので、それとまったく同じ感覚で料理をやっています。

Celeina:でも、音楽の場合はプラグインをやり直すことはできますが、お魚に塩を振ったら、もう取り返せないですよね?

leift:鋭いですね。確かにそうです。もし料理で失敗をしてしまったら、その後にそれをどうにか取り返す感じです。ライブと一緒ですね。例えば、ライブでは1発目で噛んだら、どうやって取り返すかを意識しています。初めに全部を決めてしまうと、出たとこ勝負になったら失敗してしまうので、何でもそうですけど、帳尻を合わせられる融通を持とうと心がけています。

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