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壁とファッションをコーディネートするスタイリスト・猪熊夏子は、理想の壁作りに挑む

2024.6.21

#FASHION

ファッション好きにも壁のよさを知ってもらうために『壁の本 KABEBON』を出版

Celeina:今スタジオで、猪熊さんが手掛けられた『壁の本 KABEBON』という本を見ていますが、その壁が載っています。濃い茶色から白に近いようなベージュもあるので、色をつけていないことに驚きました。

猪熊:そう。天然なんですよ。

タカノ:『壁の本 KABEBON』というのは、夏子さんが壁を愛しすぎたゆえに出版した壁の本ですね。

猪熊:そうなんです。

Celeina:この本では、壁と一緒にファッションを紹介されていますね。

猪熊:はい。壁だけだと、あんまり興味持ってもらえないかと思い、ファッション好きな方にも壁のよさを知ってもらいたかったので、ファッションと絡めて知ってもらえるように導きました。

Celeina:逆に、壁好きの方にはファッションを見てほしかったんでしょうか?

猪熊:どうなんだろう(笑)。どちらかっていうと、ファッションを好きな方に、「いい壁あるんだぞ」と見せたかったって感じです。

タカノ:この本に掲載されているのは全部都内にある壁ですか?

猪熊:全部都内です。ロケバスを借りて、2日間でギチギチのスケジュールで回り撮影したので、大変でした。

Celeina:色んなスポットを紹介されていて、代々木上原にある東京ジャーミイのモスクもありますね。

タカノ:礼拝堂ですね。たしかに、ここもいい壁をしていますよね。

猪熊:とても可愛いです。

Celeina:ほかにも音大や銭湯など、色んな壁がありますね。個人的な壁の見方としては、Instagramでコーディネートの写真をアップしたい時に、撮影の背景も考えるので、壁はとても大事だとこの本も見て感じました。

タカノ:普段、街を歩いていると、壁は絶対に目の中には入っているはずなのに、みんな意識していないですよね。でも、よく見たら、「あれ、ここの壁すごい。デザインが面白い」という壁がいっぱいありますよね。この本に載っている中で、印象深かったり、おすすめの壁はありますか?

猪熊:この番組にもゲストで出演されていた、レンガアーティストの高山登志彦さんが作ったレンガの壁です。新宿の「SHUKNOVA」という公園にある、ねじりレンガの壁が素晴らしい。実は、もともとレンガにはあまり興味がなかったんです。だけど、これを見た時に「レンガかっこいい」と初めて思いました。オススメです。

Celeina:『壁の本 KABEBON』では、そのねじりレンガの壁に合わせて、グリーンのワンピースをコーディネートされていますが、どういった意図の合わせ方なんでしょうか?

猪熊:苔が好きということもあり、水っぽいレンガに苔が生えたイメージで、このワンピースをチョイスしました。だから涙を流させたり、髪の毛もスプレーを吹きかけて水で濡らしました。

Celeina:湿度の高い感じを演出したかったんですね。

猪熊:まさにそうです。

タカノ:ラジオを聴いている皆さんにも読んでほしいのですが、この本はどこで手に入りますか?

猪熊:実は、今なかなか手に入らないので、私のInstagramなどで連絡をください(笑)。

タカノ:じゃあ、まずは夏子さんのSNSをフォローしていただいて。

猪熊:そうですね。お願いします。

Celeina:では、ここで1曲お届けしましょう。猪熊さんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでいただきました。どんな曲でしょうか?

猪熊:この曲を初めて聴いた時に、歌詞のインパクトがすごく強かったです。おしゃれな女の子の話で、理不尽だけど世の中ってこうだよねっていうところに、グッときて大好きな曲です。ピチカート・ファイヴで、“私のすべて”。

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