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タワレコのWEBサイトでイラストを担当、画家・竹内俊太郎は第一印象を大切にする

2024.5.2

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

1月11日は、日本デザイン株式会社代表で「ナカメエリアマネジメント」プロデューサー・大塚剛さんからの紹介で、画家の竹内俊太郎さんが登場。作品制作で大切にしていることのほか、インスパイア源となっている旅行や映画、スキーについて伺いました。

ちょっとふざけるバランスを大切にする作品制作

Celeina(MC):竹内さんはラジオにほとんど出演されないとのことですが、初めてではない?

竹内:1度展示の時に、J-WAVEに取材に来てもらったので2回目ですね。その時は現地に来ていただいたので、スタジオは初めてです。

Celeina:本日はスタジオデビューということでよろしくお願いします。竹内さんは、ファッション雑誌『POPEYE』や、ブランドとのコラボレーション、広告、CDジャケット、WEB等のイラストレーションなど多岐にわたり活動されています。

タカノ(MC):皆さんも見かけたことがあると思います。竹内俊太郎さんで検索してもらえれば、「あっ!」となりますよ。昨日の大塚さんは「よく見かける人」と紹介してくださったので、作品をよく見かける人なのかと思っていたら、街ですれ違う人だったという。(笑)

竹内:「作品をよく見る人」で良かったんですけどね。

Celeina:竹内さんの作品はコメディ要素がありながらも、人物像が見えてくるような点が印象的です。

タカノ:リアルな感じとデフォルメっぽさのバランスがすごいと思います。

竹内:ありがとうございます。ちょっとふざけるみたいなバランスは大事にしている所かもしれないですね。

タカノ:色見もすごくかわいくて。素人の意見にはなるんですが、中南米っぽさを感じました。

竹内:結構中南米は好きですね。旅行に行ったりもしていて。

Celeina:昔から旅行には行かれているんですか?

竹内:そうですね。中南米に限らず、色々な所に行くようにしています。

Celeina:これまでに行った場所で、1番インスピレーションになったと思う国はありますか?

竹内:メキシコやスペインはフィットしましたね。

タカノ:実は昔メキシコに住んでいたことがあって。だから、竹内さんの作品から懐かしさを感じるのかも。今日は番組の方で文房具の話をしているんですが、画材について教えてください。

竹内:基本的にはアクリル絵の具と鉛筆を使っていますね。

Celeina:制作時の環境はどんな感じなんですか?

竹内:事務所やアトリエで作業することが多いです。

Celeina:リラックスしながら描かれるんですか? それともアッパーな雰囲気で?

竹内:リラックスしすぎるとだらけてしまうので。なるべく緊張感のある中で、自分を奮い立たせていますね。

Celeina:集中力が切れそうになることはありますか? 

竹内:描いている時は集中できるので、描き始めが重要ですね。

タカノ:無音の中で制作されるんですか?

竹内:音楽も聴きますね。それこそJ-WAVEも流しますし。

最初のインスピレーションを大切にする

タカノ:ありがとうございます。竹内さんはタワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」の連載エッセイ企画として、毎月アーティストのイラストを制作されています。お気に入りの1枚は?

竹内:大体がお気に入りの作品なんですが、人数の多いバンドの時は色も沢山使えるので、賑やかでいいなと思います。

タカノ:背景の色も毎月その方の雰囲気に合わせて選んでいるということで。ぜひ、チェックしてみてください。

Celeina:絵を描く時に大切にしていることはありますか?

竹内:やっぱり最初のイメージが重要なので、第一印象ですね。あとは終わりを決めないとダラダラやることになるので、締め切りです。

タカノ:作品によって違うとは思うんですが、1枚描くのにどれくらいの時間をかけるんですか?

竹内:イメージを決めるまでに時間がかかることが多くて。決まってからは、1日で描くことが多いですね。

Celeina:絵を描くときは第一印象を大事にされているとのことですが、MCのタカノを絵にするのであれば、何色を選ばれますか?

竹内:薄緑ですね。

Celeina:薄緑! 即答でしたね。

竹内:即答してみました(笑)。迷うと決めるのが難しくなってしまうので。

タカノ:直感で決めているんですね。参考にしてみます。

映像作品やスキーからのインスパイア

Celeina:大学時代はクレイアニメの制作をされていたそうですが、映像作品からインスピレーションを受けることも多いのでしょうか? 先ほどは、旅行の話もありましたけども。

竹内:映像作品も旅行感覚というか。知らない世界を知っていくことが、創造の源かもしれないです。

タカノ:難しい質問になると思うんですが、ベストムービーを教えてください。

竹内:一番難しい質問ですね。ロブ・ライナー監督の『スタンド・バイ・ミー』かな。小学校の頃に観た回数でいえば、1番だと思うので。

タカノ:どんなポイントにグッときますか?

竹内:一緒に旅行しているようなワクワク感ですね。

Celeina:色見も特徴的ですよね。旅行、映画とお話をお聞きしてきましたが、スキーにもハマっていらっしゃると伺っています。これはいつ頃からですか?

竹内:スキーブランドの「BOGEN」のイラストを描かせていただいたのをきっかけに、3年前ぐらいに春スキーで連れて行ってもらってハマりましたね。

タカノ:その前はやられていなかったんですか?

竹内:小学校の時はやっていました。スキーだけでなくスノーボードもしていましたね。

Celeina:スノーボードもやられていたんですね。究極の質問かもしれないんですが、なぜ今はスキーに熱があるんでしょう。

竹内:スキーブランドをお手伝いさせていただく中で、純粋に面白いなと思ったんですよね。

タカノ:スノーボードとは違います?

竹内:全然違った楽しさです。シューズを脱いだり履いたりしなくていいのは楽ですね。

タカノ:今年はもう行かれたんですか?

竹内:まだ1回だけで。いつもは北海道に3カ月くらい滞在して、仕事もしながらスキーをしています。

タカノ:春ぐらいまで北海道にいらっしゃるんですね。環境が変わると別の刺激があって良いかもしれないです。

Celeina:さて、ここで1曲お送りしようと思います。竹内さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。

竹内:夕方、スキーからの帰り道に聴いていた1曲で。2023年のテーマソングだと思ったので選びました。ダスティン・ウォンで”Evening curves straight”。

https://open.spotify.com/intl-ja/track/71Qy8r8lSLVYwxC0oAaedy

見た目で選ぶことも多い。竹内さん愛用の文房具

Celeina:今日は番組の方で「文房具」をテーマにお届けしています。竹内さんにも愛用の文房具をお持ちいただきました。この1番大きいホッチキスが気になります。

竹内:製本できたりするホッチキスですね。

タカノ:100枚くらい留められるんですか?

竹内:100枚は相当力が要るかもしれないです。30枚くらいにしておいた方がいいですね。

タカノ:あとは、このオレンジ色の丸いやつも気になります。コマみたいな形ですが、何ですか?

竹内:サークルカッターですね。綺麗に円形にカットすることができます。

Celeina:どういった時に使うんですか?

竹内:工作が大半ですが、普段は全然使わないですね。見た目で選んでいます。

Celeina:レトロ感があってかわいいです。ペン類も沢山ありますね。

竹内:それは工事現場とかで使う、何にでも書けるペンです。

タカノ:すごい試したいんですが、怒られてしまいますね(笑)。文房具を選ぶ時の基準はありますか?

竹内:色とか見た目とか、使ってみたいって思えるかどうかですね。

タカノ:ワクワクするかどうか。すごくいっぱいあるので、このまま1時間くらい話したいです。(笑)

Celeina:色々お持ちいただきありがとうございました! 今日は画家の竹内俊太郎さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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