グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
12月5日は、古いガジェットの蒐集家・中野聖さんが登場。MCのタカノに「まさにFIST BUMPER!」と言わせた中野さんが愛する、昭和のガジェットの魅力や興味を持つようになったきっかけなどのお話をお伺いしました。
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時代を先取り? ガジェット蒐集家・中野聖の昭和コレクション
Celeina(MC):昨日の映像作家の葛飾出身さんからの紹介で、今日お迎えしたのは古いガジェット蒐集家の中野聖さんです。よろしくお願いします。
タカノ(MC):中野さん、ご年齢は?
中野:今年20歳になりました。
Celeina:口調が20歳とは思えないです。
中野:昨日、出演されていた葛飾さんにクソガキと呼ばれていたところを、本日radikoで聴いて、思わず笑ってしまいました。
タカノ:葛飾さんは中野さんのことを「時代に取り残された」とおっしゃっていましたが、我々としては逆に3周ぐらい先取りしているんじゃないかと思っています。中野さんは古いガジェットを集めているそうですね。
中野:はい。今日はスタジオにカセットテープやウォークマンなど、色々と持ってきました。
Celeina:ソニーのウォークマンだ! これは何年製のものですか?
中野:1986年ぐらいですかね。今もそれを使って、毎日音楽を聴いています。

タカノ:このカセットテープ入れも懐かしいですね。そして、ソニーのラジカセも持ってきていただいています。
中野:はい。これも普段使いしているものです。
タカノ:今もこれを?
中野:はい。いい音でよく鳴ります。これは1980年代の頭の製品です。ソニーにZILBA’P(ジルバップ)というブランドがありまして、そのブランドの1番最後のモデルです。
タカノ:このラジカセは今も現役バリバリで動いているんですか?
中野:はい。バリバリ現役で。
Celeina:ボタンを押したら、「ガシャ」って音が鳴りますか?
中野:鳴りますね。
Celeina:鳴らしてみてもいいですか?
中野:はい。適当に、このあたりを押してもらったら
タカノ:おお、いいね! ちょっとズズッって、ノイズが入ったりもして。
中野:そうなんですよね。ガシャッという重厚感があります。
タカノ:さらに、カバンも持ってきていただいていますよね?
中野:こちらも1980年代前半のもので、当時のスケバンが使っていたという制カバンなんですよ。もともとは大きかったカバンをぺったんこにしていて、当時の女子高生がイラストを描いていますね。同じ方が持っていた、パンフレットや下敷きなどもあります。このパンフレットを見る限り、1980年代前半のものではないだろうかと思います。

Celeina:ガジェットだけじゃなくて、こういったものやアンティークみたいなものを集めることもお好きですか?
中野:そうですね。トーレンスという、今はターンテーブルを使っているメーカーが出した、100年くらい前のライターもあります。
Celeina:おもむろにポケットから出てきました。
タカノ:銀色のジッポライターの小さいものみたいですね。
中野:非常に可愛らしいライターです。

タカノ:ちなみに、こういったものはどこで集めているんですか?
中野:主に、ネットオークションですかね。あとは高校生の頃、大阪にアメリカンビンテージのお店があったので、そこでたまに制カバンなど、変わりダネのものをいただいたりしていました。
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真のFIST BUMPER現る! 古いガジェットに目覚めたきっかけとは
Celeina:そもそも中野さんがこういったものを古いガジェットをお好きになったルーツっていうのは?
中野:10年前ぐらいですかね、僕が小学校1年生ぐらいの頃が、テレビ放送がアナログからデジタルへ切り替わるタイミングだったんです。そこで、両親が新しく液晶テレビを買った時に、もともと使っていたブラウン管のテレビが余ったので、ブラウン管のテレビが自分の部屋にきて、それでずっと映画を観ていました。
タカノ:それから、こういうレトロなものの魅力にハマったんですか?
中野:そうですね。カセットテープなんかもまさにそうでした。
Celeina:でも、小学生の頃にブラウン管のテレビで映画を観て、「カッコいい、これが粋だ」ってなりませんよ。感性が研ぎ澄まされていますね。
タカノ:中野さんは何のお仕事をされているんですか?
中野:僕は今フリーターです。
タカノ:こういうお店をやっている雰囲気がありますよね。
中野:高校生時代からたまにラジカセを売っていますね。今年(2023年)の6月に大阪で『ラジカセ展』というのをやらせていただいたりとかもしています。
タカノ:ちょっと、Celeinaさん。これぞ、まさにFIST BUMPERですよ!
Celeina:真のFIST BUMPER! 出会っちゃいましたね(笑)。
タカノ:中野さんみたいな方、すごくウェルカムです!
中野:本当ですか、嬉しいな。葛飾さんの家には「暇だったらいいよ」みたいな感じで、なかなか呼んでもらえないですからね。
タカノ:ちなみに、葛飾出身さんとはどういう繋がりでお知り合いに?
中野:葛飾さんがサポートでベースを弾いている「たけとんぼ」をInstagramで知りまして、今年ライブに行ったんです。そこで知り合って、仲良くさせていただいているという感じです。
タカノ:中野さんは、音楽も色々聴かれるそうですね。
中野:ぼちぼちですが、古い音楽が好きです。
タカノ:ここで中野さんの選曲をお送りしましょう。中野さんにこの時間に、ラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでいただきました。選曲理由から教えてください。
中野:SABABA 5 & YURIKAという、イスラエルのファンクバンドの曲です。エジプトあたりを転々とされていたダンサーの方がボーカルで、SABABA 5というバンドとのコラボユニットなんですが、シングルが1枚しかないんです。それの“愛の交差点(Crossroad of Love)”という曲です。