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身近にある食材同士を組み合わせて意外性のある味を提供したい
Celeina:菅又さんは2015年に世田谷区の用賀にパティスリー「Ryoura」をオープンされています。どんなお店にしようと思い、始められたんですか?
菅又:自分が住みたい街であり、その街の風景に溶け込むようなお店にしたいと思って、開店したんです。
Celeina:なるほど、街選びからだったんですね。
タカノ:壁も青がすごくおしゃれでかわいいですよね。
菅又:日本だと、当時は寒色系の壁色は飲食店に向かないって言われていたんです。でも、綺麗だし他には無いならやろうかと。
Celeina:明るい色を選ばれたのは、フランス修行でヨーロッパの街並みを見たインスピレーションがあったからなのでしょうか?
菅又:それもありました。日本にいると周りの目を気にしたりすることもあったけれど、フランスには自分のスタイルを持って生活している人が多かったので刺激を受けましたね。自分は自分のスタイルがあっていいかなというのが、今の形になっている感じかな。
タカノ:スイーツのバリエーションも多いですよね。これだけのメニューを考案するのは大変じゃないですか?
菅又:そうですね。身近にある食材同士を組み合わせて意外性のある味を提供したいというコンセプトがあって、その枠からはみ出さないようにするのが大変です。でも、考えるのも楽しいんですよ。
タカノ:どういう時にアイデアは思い浮かぶんですか?
菅又:ドライブしている時って、運転に集中しますよね。でも、渋滞した瞬間はちょっと考えられて、動き出せばまた運転に集中する。この切り替えが、リフレッシュされているみたいな感覚で「これいいかも」とアイデアが浮かぶんです。あとは、日常の食事やスタッフとの会話の中からいいなと思った食材を引っ張り出して作ってみることもあります。
Celeina:「Ryoura」の お菓子がますます食べたくなりますね。お店で1番の人気メニューとか、菅又さん的に最高だったおすすめのメニューはありますか?
菅又:普段お店にはあまり出さないですが、抹茶とバナナとミルクチョコレートにちょっと塩を効かせたスイーツは個人的に挑戦だったけど、意外と美味しかったメニューですね。
Celeina:抹茶とバナナってあんまり聞いたことないです。
菅又:そうなんですよ。抹茶とバナナにちょっとだけチョコが入ることで味が繋がってくるんです。
Celeina:なるほど。その繋ぎ合わせるところにミルクチョコなんですね。
タカノ:皆さん、用賀にお越しの際はぜひ「Ryoura」に行ってみてください。
Celeina:「FIST BUMP」グータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっています。菅又さんがご紹介くださるのはどんな方でしょうか?
菅又:雑談の人、桜林直子さんです。
タカノ:どんな繋がりでしょうか?
菅又:桜林さんのお子さんがイラストレーターをされていて、うちのケーキの箱にイラストを描いてもらったのがきっかけでした。元々は一緒に働いていたスタッフが桜林さんと友達で、繋いでもらったんです。そのあともミーティングを度々するようになって、いろんな話をする中で仲良くなりました。
Celeina:一言で表すなら?
菅又:僕の背中をいつも押してくれる人です。
タカノ:いいですね。ありがとうございます。明日は雑談の人、桜林直子さんに繋ぎます。
Celeina:「FIST BUMP」、今日は、用賀にあるフランス菓子のパティスリー「Ryoura」の菅又亮輔さんでした。 ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann