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立川談志を7年撮影した演芸写真家の橘蓮二は、落語に救われたから写真を撮る

2024.2.28

#STAGE

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月30日は、落語家の春風亭いっ休さんからの紹介で、演芸写真家の橘蓮二さんが登場。演芸写真を撮り始めたきっかけや印象に残っている撮影、落語の面白さについて伺いました。

高座よりも楽屋の様子を撮りたかった

Celeina(MC):橘さんは、埼玉県出身で、人物カメラマンの小野麻早さんに師事した後、フリーランスとしてキャリアをスタート。1989年に第1回『期待される若手写真家20人展』に選出されています。紆余曲折を経て1995年5月より上野・鈴本演芸場で演芸写真を撮りはじめ、現在は演芸写真家の第一人者として、名人から若手まで多くの芸人の撮影を手がけていらっしゃいます。

タカノ(MC):演芸写真家というジャンルがあるんですか?

橘:いや、演芸写真家はないですね。前までは普通に写真家と言っていたんですが、5年ほど前から意識的に演芸写真家と言うようになりました。

タカノ:橘さんがパイオニアということですね。そもそもカメラに興味を持ったのはいつごろですか?

橘:高校時代なんですが、元々はカメラというよりも写真が好きで、暗室に籠ってプリントをしていました。だからカメラ自体よりも写真のプリントに興味を持った方が先だったんです。

タカノ:浮き上がってくる感じが良いですよね。

橘:そうですね。赤いライトをつけて、今では全く考えられないような作業をずっとしていました。

タカノ:何か特別なことをしている感覚がありますもんね。

橘:外で何かをするよりも、そういった所に籠って作業をして何かを作るのが好きでした。

Celeina:そこから演芸写真を撮り始めたきっかけは?

橘:もう30年近く前のことになりますが、それまでやっていた人物写真の仕事に限界を感じて、この先どうやって生きていくかを考えていたんです。その時に気晴らしのような感じで、上野にある鈴本演芸場に行って初めて落語を生で見たことが最初のきっかけですね。

Celeina:鈴本演芸場に初めて足を運ばれた時の気持ちは覚えていらっしゃいますか?

橘:その日はゴールデンウィークで、客席も満席で。僕は最前列の補助席の下手一番端で見ていました。鈴本演芸場は袖が上手にあって、自分と対角線にあったので、そこを出入りする芸人さんがすごく良く見えていたんです。そこで、楽屋の中にいる芸人さんの写真を撮りたくなったのがきっかけで、お願いにあがったのを覚えています。

Celeina:素の状態の芸人さんを撮影したかったんですね。

橘:今では高座ももちろん沢山撮っていますが、元々人物撮影をしていたので、最初は高座ではなくて楽屋の芸人さんを撮影したかったんです。

タカノ:高座のある種の緊張感とは、楽屋の雰囲気も全然違ったりするんですね。

橘:そうですね。楽屋は芸人さんが高座に向けて集中する場所でも、リラックスする場でもあるので、独特な雰囲気があります。それぞれ高座とは違う人となりが出るので、そっちの方が楽しかったです。

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