グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
11月29日は、お笑いコンビ・まんじゅう大帝国からの紹介で、落語家の春風亭いっ休さんが出演。今回は、京都大学で落語を始めたきっかけや、師匠・春風亭一之輔さんとのエピソードだけではなく、古典落語『金明竹』を実演していただきました。
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出会いは大学の新歓。そこから落語一筋に
Celeina(MC):まずいっ休さんのプロフィールをご紹介させていただきます。1993年札幌市生まれ、2017年に京都大学理学部を卒業されました。もう一度言います。京都大学理学部卒業でございます。
タカノ(MC):インテリジェンス。
Celeina:2018年に春風亭一之輔に入門し、2019年に前座となります。そして2023年に二ツ目に昇進されました。
タカノ:普段はジャケットスタイルなのですか?
いっ休:はい。稀に普段から着物で生活する人もいますけれども、僕は普段は洋服で、舞台が始まる前に着物に着替えるという感じです。
Celeina: 舞台の時にお着物を着ると、スイッチが入りますか?
いっ休:そうかもしれないですね。あとは、お着物は高いので汚したくないというのもあります。
Celeina:リアル。
タカノ:シンプルにね。
Celeina:色々とお話を伺っていきたいんですけれども、まずは落語家を目指されたきっかけをお聞きしたいです。
いっ休:小学校の頃に落語の絵本を読んだりして、何となく落語のことは知っていたんですけれども、本格的に触れたのは大学に入ってからです。新入生歓迎イベントで、落研(落語研究会)の公演を見て、すごいな、やりたいなと思って入りました。
Celeina:京都大学理学部ですよね。しっかりお勉強をされながら落研で落語も楽しんでらっしゃったのですね。
いっ休:まあそう……ですね(笑)。
タカノ:あやしいな(笑)。
Celeina:私、いけない質問をしちゃった?(笑) すごく意外な経歴だなと思いまして。
いっ休:ギリギリ卒業はしたので、一応、勉強はしていましたが、だいぶ落研の方にのめり込んでいましたね。
Celeina:でもそれが今に繋がっているわけですからね。
タカノ:京大に入っていなかったら、落研にも出会っていなかったということですよね。
いっ休:そうかもしれないですね。
Celeina:京都大学を卒業したら就職しようとは一切考えずに、落語の道に進もうと決めていたんですか?
いっ休:一瞬、就職活動もしたんですけれども、落語以外にやりたいことはないと思っていました。
Celeina:愛を貫いたのですね。
いっ休:よく「落語家になるってすごい覚悟だね」と言われることがあるのですが、むしろ普通に就職して働く覚悟ができなかったから今ここにいるという感じですね。