INDEX
色んな文化がミックスされている国の心地よさ
Celeina:岡本さんの選曲でNenaの”99 Luftballons”をお送りしました。
タカノ:曲を聴いて「これだ!」ってなりました。キャッチーでいいですね。
Celeina:印象的ですね。岡本さんはスイスでドイツ語を使うエリアに住まわれているんですか?
岡本:そうですね。スイスって公用語が4ヵ国語あるんですけど、私の住んでいるところは主にドイツ語で、少しだけフランス語が入ってくる地域です。あとはイタリア語とロマンシュ語という、ドイツ語とイタリア語が混ざったような消えゆく言葉と言われている4つの言語が使われているんです。なので、プロダクトパッケージの説明は最低でも3ヵ国語は書いてあります。
Celeina:ちょっと疑問なんですけど、スイスって岡本さんがイギリスで勉強した英語はあまり通じないですか?
岡本:通じます。結構お年召した方とかにも通じるので、みんな2ヵ国語+英語で3ヵ国語ぐらいはなんとなく喋れるって感じですね。
タカノ:結構すごいですね。
Celeina:半端ないですね。
岡本:スイスにいると、ちょっとフランス語も勉強しないといけないかなという気持ちになってきますね。ドイツ語圏ならドイツの文化が強いですし、フランス語圏ならフランスの文化が強いので、色んな文化がミックスされていて1つのところにいなくていいという気持ちよさはあります。
Celeina:1つの決まった何かがあるんじゃなくて、色んなものと触れられる環境という。
岡本:やっぱりすごくニュートラルです。政治的にも中立国ですけど、文化面でもすごく中立で、透明な感じが好きですね。
Celeina:いいですね。日本は島国だから、スイスとは結構差がありますよね。
岡本:日本は言葉も1つですし、文化も多様ではありますけど、基本の日本文化というのがベースにありますよね。スイスは全然バラバラで対立もしないんです。そもそもがバラバラな状態から成り立った国なので。