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街作りから家具デザインまで、建築家の菅原大輔はもの作りのスケールを横断する

2023.11.8

#ART

サーフィンでリフレッシュし、現代アートに刺激を受ける

Celeina:なるほど。でも本当にお忙しく、動き回られてるということですけど、時間の使い方とか、ご自身なりのリフレッシュ方法とか何かあったりするんですか?

菅原:そうですね、基本的にはいい仲間に支えられてるのは大前提なんですが、建物ってわりかし都心だったり集落の中にあるんですけど、趣味がサーフィンなので、切り替える時は自然の中に大没入して、全部忘れて、デジタルもデトックスするみたいな感じです。そういう時間は結構重要に考えていて、できるだけそういう機会を作るようにしますね。

Celeina:サーフィンいいですね。

菅原:はい。リフレッシュになりますね。

Celeina:ほかにも、アート鑑賞もご趣味だということで。最近ご覧になられた作品とかありますか?

菅原:僕、先ほど言ったように、違うものを繋げるということが好きで、そういう意味では現代アートがすごく好きなんです。現代アートは、特に新しい視点を見つけ出すみたいなところに共感していて、自然の偶然と人間が作った規則性が合わさっているというか、人間がちょっと介在しながら自然と一緒に作っていくみたいなアートを見に行くことが多いんです。最近は、東京都現代美術館で個展もされていた、ユージーン・スタジオというアーティストスタジオをされている寒川裕人さんの埼玉の方のアトリエに、友人の縁で10人ぐらいの仲間で伺わせてもらったんですけど、そこですごく刺激を受けたんです。例えば、一色に塗った紙があるんですけど、ちょっと置き方を変えて、太陽の光で退色させるスピードを変えることで、色にまだら差をつけて、それを絵画にしようみたいな。人間の作ったものと自然現象の偶然性とか劣化していくみたいなものをポジティブに捉えて、自然だけでも人間だけでもできない、2つ一緒にいないとできないみたいなことに大感動して帰ってきましたね。

Celeina:その考え方がちょっと建築にも繋がってるような感じもしますけれど。

菅原:そうですね。僕、錆びているような自宅に住んでるんですけど、実は鉄粉を混ぜた左官材で自宅をくるんであって、そこに流れる空気とか、風、雨の降り方、太陽のあり方で錆び方をまだらにさせているんです。ルールは僕が決めたんですけど、最終的には自然とか生活の汚れとかがついて、それ自体が外観を作っていくというのを自宅で実験的にやってみたりしています。

タカノ:いいですね。経年変化も楽しめるという。

Celeina:盛り沢山なお話ありがとうございます。「FIST BUMP」なんですけれど、グータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達をご紹介してもらってるんですが、菅原さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?

菅原:すごく面白い友人が沢山いるんでどなたにしようかなと思ったんですけど、その中で上條・福島都市設計事務所の上條さんと福島さんというお2人を今回ご紹介できればなと思っています。

Celeina:一言で表すなら。

菅原:一言で表すなら、「大地をデザインする若手のホープ」という感じですね。

タカノ:良いコピーですね。ありがとうございます。明日は上條・福島都市設計事務所の上條さんと福島さんに繋ぎます。

Celeina:FIST BUMP、今日は建築家の菅原大輔さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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