メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

街作りから家具デザインまで、建築家の菅原大輔はもの作りのスケールを横断する

2023.11.8

#ART

様々なスケールを横断した活動がもの作りの原点

Celeina:菅原さんの選曲でPharrell Williamsの”Happy”をお送りしました。リスナーのみんなに元気になってもらいたいというお言葉もいただきましたが、お仕事ともかけてって先ほど仰ってましたけれども、これはどういった意味合いがあったんですか?

菅原:冒頭では街作りの話をしましたが、建築家としての仕事でルイ・ヴィトンさんのお仕事として、2回ほど東京のポップアップショップをやらせていただいたんです。Pharrell Williamsさんは歌手なのに、ルイ・ヴィトンのメンズのクリエイティブディレクターに就任したというのが、結構衝撃的だったんです。そういう意味も絡めながら、みんなにハッピーになってほしいなということで、今日はこの選曲をしました。

Celeina:いいですね。そしてルイ・ヴィトンのお仕事もされているということですけど、他にどういったお仕事をされてたりするんですか?

菅原:そうですね、本当に街スケールから小さいスケールまで色々やっているんですけど、本当に簡単に概要でいくと、最近は働き方がコロナ禍によって変わったので、「ワーキングヴィラ」というタイトルで、村のような高層のオフィスビルを作ろうというプロジェクトがあるんです。それで今、千駄ヶ谷の新宿御苑のすぐ近くにビルを2本設計していたり、逆に思いっきり小さいのでいくと、オフィス家具の設計をしています。

タカノ:本当に様々ですね。

菅原:いわゆる都市の大きい景観から、人の居心地自体をデザインするみたいに、スケールを横断した活動をしています。

タカノ:でもその視点だったり視座が切り替わったりしていくわけじゃないですか。混乱とかもありそうですけど、繋がってそうな気もしますよね。

菅原:街作りはキロメートル、家具作りはミリメートルのデザインになってくるんですけど、片方じゃなくて両方、さっきの接着剤じゃないですけど、全然違うものを繋げたときの方が、クリエイティブが発揮されるなと僕は思っていて。例えば小さいことを考えていた経験が街のキロメートルのことに生かされることもあるし、逆にキロメートルの大きい大枠の考えが、実はミリメートルの方向性を決めていくというのが結構あって、両方やっていることが、多分僕のもの作りの原点に繋がっているんじゃないかなというのは、最近なんとなく思っています。

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS