グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
8月9日は、アウトドアガイド「Kammui」の創設者・マックス・マッキーさんからの紹介で、一級建築士事務所「ULTRA STUDIO」の上野有里紗さんが出演。建築家を目指したきっかけや、人生の約3分の1を海外で暮らしてきたからこそ見える東京の魅力、新たに始めた文化的環境活動「TŌGE」などについて伺いました。
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表象文化の分析から建築の世界へ
タカノ(MC):マックスさんが「憧れのイノベーター」と仰ってました。
上野:昨日も思ったんですけど、ハードルをすごい上げて、マックスのところから始まりますね(笑)。
タカノ:皆さん、ハードルを上げていきますからね(笑)。
Celeina(MC):まず、プロフィールからご紹介させていただきます。1986年東京生まれ。イギリスとイタリアで幼少期と大学時代を過ごし、ロンドンのAASchool、Royal College of Artにて建築を学びます。東京とロンドンの設計事務所で経験を積んだ後、2019年に東京において一級建築士事務所ULTRA STUDIOを共同設立。さらに2021年からは、TŌGE(とうげ)共同代表理事として、軽井沢の森の中で、「人・自然・人工物」がおり混ざった暮らしを探求されています。
タカノ:まずは、建築家を目指したきっかけから聞きたいです。
上野:元々小さい頃から都市というものにすごい興味があって。私、大学で美術史を専攻していて、表象文化から分析するっていう方向で世界を見ていたんですけど、ただ分析だけしていても、自分としてはいろんなものの解決にならないなと思って。介入していくとか、デザインをしていくってことのポジティブな態度、そういう方向で社会や人生に向き合いたいなと思って、建築設計の方にシフトしました。
タカノ:表象文化というと?
上野:目に見えるもの全てというんでしょうか。大学では絵画だけじゃなくて映画とか都市とかありとあらゆる見えるものを分析するみたいなことを学んでたんですね。
Celeina:建築士さんって本当にお勉強が大変って言うじゃないですか。どうでしたか、上野さん的には?
上野:結構、学生生活が長くて。でも、仕事も全て勉強みたいな感じで日々、学ぶことがとても多いです。
Celeina:学ぶことは楽しいと思って学ばれています?
上野:そうですね。多分、学ぶのが楽しいと思ってる人が建築をやってるのかなと。