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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

因習村×バイオレンスドラマ『ガンニバル』が世界水準である理由

2025.3.19

#MOVIE

日本産ドラマなりのオリジナリティで海外ドラマを超える

脚本は前シーズンに続いて大江崇允が担当。最終回まで転がり続ける緩急自在のシーズン構成が、「PeakTV」と呼ばれるアメリカのTVドラマ黄金期以後の作品群に見劣りしないことはもちろん、登場人物のアレンジや現代的モチーフの散りばめ方など、原作読了済みの視聴者にも意外性のある、ウェルメイドな脚色に成功している。何より連続TVシリーズとしての抜群の「引き」の上手さは、週間連載漫画という独自のナラティブが形成したものに他ならない。人気漫画のアニメ化は珍しくないが、実写化の実績を多く持つ青年漫画というジャンルは、世に打って出るだけのポテンシャルを持ったストーリーテリングの宝庫なのだ。コスプレに終わらないリアルなプロダクションデザイン、スタッフワークが揃えばこれからも世界水準の作品はいくつも生まれてくるだろう(そのためにはストリーミングプラットフォームの潤沢な資金も必要となる)。

あの人と呼ばれ恐れられる大男の圧倒的な暴力と恐怖を見事に映像化

この春は4月に『キャシアン・アンドー』、『THE LAST OF US』ら大絶賛された人気TVシリーズの最新シーズンが相次いでスタートする。これらビッグタイトルにも『ガンニバル』は一向に引けを取らない。全8話に渡る、めくるめく狂宴を堪能してもらいたい。

『ガンニバル』シーズン2

原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、佐野隆英、大庭功睦
脚本:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、半田健
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
出演:柳楽優弥、笠松 将、吉岡里帆、高杉真宙、北 香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、中島 歩、岩瀬 亮、松浦祐也、永田崇人、ジン・デヨン、六角精児、恒松祐里、倉 悠貴、福島リラ、谷中 敦、テイ龍進、豊原功補、矢柴俊博、河井⻘葉、赤堀雅秋、二階堂智、大鷹明良、利重 剛、中村梅雀
© 2025 Disney
公式サイト: https://disneyplus.disney.co.jp/program/gannibal

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