INDEX
リラックスパフォーマンスについて
最後に、鑑賞マナーをゆるくする「リラックスパフォーマンス」を取り入れているマユンキキ⁺の公演について、取り入れた背景を聞いた。
マユンキキ:芸術祭も色々な地域で開催されていますが、地元の人を置いてきぼりにするのはすごく嫌なので……どのような感想を抱いてもいいんだと、緊張感をほぐし、安心できる作品にしたいです。アートや舞台は敷居が高く感じるかもしれないですが、『あいち2025』で発表する私の作品は、「そんなことはないから来てね!」と言いたいです。
橋や鉄道は、美術や舞台と違って入場規制がなく、そこに自然にあって何かのサポートが必要であっても誰でも通ることはできるもの。そういう作品を目指して、緊張感や安心感も全部含めて、現象として「舞台」があり、「舞台」という現象の中にただ「いてもらう」という状態を目指しています。同じ題材を扱った舞台とインスタレーションを行き来して、それぞれの表現の違いや、二つの作品を体験することの相互作用を、多くの人に感じてもらえたらいいなと思っています。

マユンキキ⁺『クㇱテ』

世界初演・新作
10/3(金)18:30♣、10/4(土)17:30♣、10/5(日)14:00★♣
会場:瀬戸蔵つばきホール(自由席)
10/12(日)13:00♡、18:30♡、10/13(月祝)11:00♡、16:30♡
会場:愛知県芸術劇場 大リハーサル室(自由席)
★ミート・ザ・アーティスト(終演後、トークあり)
♣リラックスパフォーマンス公演
♡託児サービスあり
詳細:https://aichitriennale.jp/artist/mayunkiki+.html
『国際芸術祭「あいち2025」』

テーマ:灰と薔薇のあいまに A Time Between Ashes and Roses
芸術監督:フール・アル・カシミ
[シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター/ 国際ビエンナーレ協会(IBA)会長]
会 期:2025年9月13日(土)~11月30日(日)[79日間]
会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか
主 催:国際芸術祭「あいち」組織委員会
[会長 大林剛郎(株式会社大林組取締役会長 兼 取締役会議長)]
公式サイト:https://aichitriennale.jp/index.html