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メジャーだから感じてもらえるワクワク
ーそしてメジャーデビューしたわけですが、実感はありますか?
はーたみん:うーん、まだ全然ないです。
くろさわ:あっという間だったかも。レコーディングとか『ハチフェス』のときは「全然先じゃん」と思ってたけど、気付いたらCDがお店に並んでました。
彼岸:俗に言うフラゲ日に1人でお店をいくつか回ったんですけど、ポップを描いて並べたくれた店員さんとか、プレスして運んでくれた人がいるんだなとか、インディーよりも多くの大人が関わってくれていてグッときました。

ー誰でもインターネット上に楽曲を発表できるのが当たり前になりましたが、メジャーデビューの意義はどんなところにあると思いますか?
彼岸:回りのラッパーにもメジャーにいった人も多いですけど、辞めた人もいるし、向き不向きだと思うんですね。自分が一番思ったのは、ファンをワクワクさせる活動ができるんじゃなないかなと。メジャーにいった先輩が「お客さんに応援してもらうには、具体的な目標がないといけない」と言ってて。インディーで月に1曲配信リリースするよりも、メジャーでCDがレコードショップに並びます、リリイベあります、MV公開されますという方が応援しがいがあると思うんです。カラオケのDAMとのコラボをやったりするのはメジャーならではだし、高校時代の友達から「カラオケ行ったら流れてたよ」と連絡がきました。みんなの生活に侵入してる感じがしてちょっとうれしかったですね。
はーたみん:そもそも、自分はメジャーデビューするなんて、今年の頭には思いもしなかったので。楽しい人生です。
くろさわ:いろんな人に「メジャーデビューおめでとう」って言ってもらえますよね。
はーたみん:そうそう、メジャーデビューってどんだけすごいことなんだろうって改めて思います。

彼岸:音楽をやっている上で「俺の音源かっこいいぜ」と自己紹介するよりも、他の人からかっこいいと言われてる方が説得力がありますよね。そういう意味では、メジャーデビューはソニーから認められてるってことなので。
はーたみん:確かに、「ソニーからメジャーデビュー」ってすごいよ。
彼岸:重い言葉です。