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シリーズ全作品を網羅した情報の海へ
展示は大きく3つのパートに分かれている。ギャラリーAを丸ごと使ったデジタルインスタレーションと、ギャラリーBでのアニメ制作資料の展示、そしてその合間に点在する現代アート作品の展示である。まずはギャラリーAのインスタレーションから観ていこう。

TOKYO NODEの巨大な半球スクリーンいっぱいに漂う、データの粒たち。これらは「攻殻機動隊」シリーズ全アニメ作品の、全てのシーンの断片である。

会場内に設置されたコントロール装置を操り、来場者は自分の観たい情報にアクセスすることができる。お気に入りのシーンを観られるのも嬉しいが、闇鍋のような情報の海へザブザブと潜っていく、その感覚自体が何より面白い。まさにこの場所が、作品世界に出てくる「電脳空間」そのものになっているのだ。