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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

歴代全アニメシリーズ網羅『攻殻機動隊展』興奮レポ。ARグラスでタチコマと巡る

2026.2.4

#ART

そういえば何故、タイトルが微妙に違うのか

メディア向け内覧会での観賞時間は75分ほどだったが、正直なところ全然時間が足りなかった。制作資料の展示が肉厚なうえ、会場内に散りばめられた現代アート作品もまた、思索を誘うものが多い。ファンなら、2時間以上は観賞時間を見積もっておくのがおすすめである(ちなみに「電脳VISION」の全解説をじっくり聞くだけで40分程度はかかるそうな)。

タチコマの精巧なスタチュー。向かいにはロジコマのスタチューもあった。

最後になるが、本展のタイトルについて触れておきたい。『攻殻機動隊』といえば「GHOST IN THE SHELL(器の中の魂)」というフレーズがセットで思い浮かぶ人が多いだろう。原作漫画の英題が『THE GHOST IN THE SHELL』だし、押井守監督の映画も『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』だ。けれどこの展覧会に限っては「IN」ではなく「AND」、『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell(魂と器)』と銘打たれている。「魂」と「器」ふたつの要素を対等に並べているのは、作品に宿り、他クリエイターに伝播していくテーマ性(いわば魂)と、中間成果物である制作資料(いわば器)の両方の尊さを見据えよう、という企画意図を的確に表している。鑑賞を終えて、このタイトルが深く腑に落ちる感覚があった。

記事で紹介したもの以外にも、個性豊かなアート作品や、歴代監督による撮り下ろしインタビュー映像など……じっくり鑑賞したいコンテンツが揃っており、本当に見どころの多い展覧会である。会期中にはさまざまな関連イベントも開催されるというから、まさに虎ノ門ヒルズは空前の「攻殻祭り」状態だ。ファンはもちろんのこと、これまでシリーズに手を出してこなかったという未履修勢も、この冬こそが「攻殻機動隊」の世界にダイブする最高の機会なのではないだろうか。

『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』

(c)士郎正宗・講談社 / 攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会

会期:2026年1月30日(金)~ 4月5日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2
チケット情報:2025年 秋頃発売予定

主催
・攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
・株式会社講談社
・森ビル株式会社
・KDDI株式会社
・株式会社プロダクション・アイジー
・株式会社パルコ

オフィシャルサイト:
https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/

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